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サキュバスちゃんの純情《長編》
第15章 小咄(二)

【サッカー】

「赤いユニフォームが翔吾のチーム、白いユニフォームが敵のチーム。ボールを敵のゴールに蹴り込んで、無事に入ったら得点。点数の高いほうが勝ち」
「……見ていればわかる? 健吾くん、解説してくれる?」
「わかる範囲なら。とりあえず、赤いほうが味方。赤いほうを応援して」
「わかった。赤いほうだね!」

 翔吾のサッカーの試合を健吾と観戦するあかり。

「黒い人は?」
「審判」
「あっちの青い人とこっちの黄色い人は?」
「ゴールキーパー。ボールを入れられないようゴールを守る人」
「皆よく走るねぇ」
「それがサッカーだからね」
「え、何で今ので笛吹かれるの?」
「オフサイドっていうルールがあって」
「……オフサイド?」
「敵よりもゴールの近くに」
「あ、あ、あ! 翔吾くん、ねえ、あれ、翔吾くん!」
「そうだね、翔吾だね」
「あ、ね、翔吾く、わ! わ! わ!?」
「そうだね、アシスト……ゴールだね」
「わぁぁ! 健吾くん! 赤いほうがゴールしたよ!」
「そうだね。翔吾がパスしたね」
「ひゃぁー! すごーい! 翔吾くんすごーい!」

 冷静な健吾と、興奮するも語彙力のないあかり。

「……クソ健吾っ、あかりと抱き合いやがって!」

 観客席であかりに抱きつかれている健吾の姿を見つけて、若干嫉妬する翔吾。健吾が迷惑そうにしているのはもちろん見えていない。
 その夜の「お仕置き」はたぶん激しめ。

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