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罪の秤
第8章 新しい命

胎動が凄くて、話しかけるとグリングリン動く。
「ふふっ、また蹴った。」
「突き破りそうで怖いな!」
ピタッ…
「あっ、いや、嘘です。早く君に会いたいんだよ。」
グリンッ…
「声、ちゃんとわかるみたいだね。」
「うん。名前、なんにする?」
ご近所さんから、お借りした名付けの本。片っ端から探した。
「パパが、康太だからね。」
グリンッ…
「太が、つく名前?」
グリンッグリンッ…
「…。」
「裕太?あれ?動かん。じゃ、涼太?あれ?」
「将太?」
グリンッ…
「決まりだなぁ!将軍の将に康太の太で、将太!」
「ふふっ、また蹴った。」
「突き破りそうで怖いな!」
ピタッ…
「あっ、いや、嘘です。早く君に会いたいんだよ。」
グリンッ…
「声、ちゃんとわかるみたいだね。」
「うん。名前、なんにする?」
ご近所さんから、お借りした名付けの本。片っ端から探した。
「パパが、康太だからね。」
グリンッ…
「太が、つく名前?」
グリンッグリンッ…
「…。」
「裕太?あれ?動かん。じゃ、涼太?あれ?」
「将太?」
グリンッ…
「決まりだなぁ!将軍の将に康太の太で、将太!」

