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第1章 【Case1】加藤 瑞姫 4歳

「おじさんち、遠い？」
「ううん。近いかな？車で、30分だから。」

バタンッ…

「ごめんね。ママみたいな車でなくて。」
「瑞姫、お車のことわかんないけど、可愛い車。でも、おじさん？」
「なーに？」
「どうして、瑞姫のお名前知ってるの？」
「ママに聞いてるからね。」

¨大嘘。服に名前が付いてるから。¨

車を走らせ、自宅へと向かう。

バタンッ…

辺りを伺い、瑞姫ちゃんを車から下ろした。

「あっ、猫の声だ！」
「でしょ？凄く可愛いんだ。」
「抱っこ出来る？」
「いいよ。おじさんも後で瑞姫ちゃんを抱っこしてもいいかな？」
「うんっ！！」

部屋に入り、鍵とチェーンを掛ける。

カチャッ…

ガチャッ…