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ふたりの女上司、母も美少女も。
第3章 第三章 淫念の対決
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ピッチを上げて企画書に取り組んでいたその日の午後、スマホにメールが着信していることに気がついた。1時間ほど前に送られてきている。
「新垣です。連絡しなくてごめんなさいね。ご存知かと思いますが、あれからビズライフに辞職願を出して、井川部長の話を了解しました。本日よりあなたと同じ会社の一員です。
色々と迷惑をかけてしまって…お詫びをしたいのだけど、今日そちらにお邪魔していいですか?」
断る理由など何もない。なんとなく気まずくなってメールも電話もしていなかったのは僕も同じだ。
「お詫びなんて…今日は部長が出張でこちらには戻りませんがいいですか?」
と、返信した。
「部長の出張は知ってます。今日18時に伺います」
と、リメールが着た。
部長への企画書も無事送信し、山積していた仕事を片付けてスマホを覗くと約束の時間の10分前になっていた。ほぼ同時にドアフォンの音が部屋に響く。そそくさとドアを開けるとそこには、ずぶ濡れの新垣さんが立っていた。
「えっ、雨が降ってるんですか?」
「ええっ…突然、夕立ちみたい…」
遠くで雷の音がする。この部屋にいると外の天気どころか昼夜の境もわからなくなることがあった。
「まっ、兎に角入って!」
淡いピンク色のパンツスーツが雨に濡れて身体に張り付いている。自分のハンカチで髪や首筋を拭う白い指先に見入ってしまう。はらりとひとひら桜の花びらが舞い落ちた。こちらに背を向けているのでヒップが強調されて目が釘付けだ。
「タ、タオルさがしてきます!」
洗面所にそんな気が効いたものがあっただろうか…
「あっ!そうだ!」
上の階の例のモニタールームにはある。部長と愛し合った後、シャワールームを使っていた。その他にも時々部長が泊まっているらしく、メイクルームやウオーキングクローゼットも設えられていた。
「新垣さん!上のフロアに行きましょう!」
有無を言わさず手を握って階段を駆け上がった。以前預かっていた合鍵で部屋に入る、と同時に照明が自動点灯した。
「あっ!」
新垣さんが声を漏らした。あの、無数のモニターは起ち上げないほうがいいだろう。
「部長から鍵を預かってて…勝手に入ったのは初めてなんです!」
新垣さんは部屋をゆっくりと見渡すと、ベッドを見つめて問いかけてきた。
ピッチを上げて企画書に取り組んでいたその日の午後、スマホにメールが着信していることに気がついた。1時間ほど前に送られてきている。
「新垣です。連絡しなくてごめんなさいね。ご存知かと思いますが、あれからビズライフに辞職願を出して、井川部長の話を了解しました。本日よりあなたと同じ会社の一員です。
色々と迷惑をかけてしまって…お詫びをしたいのだけど、今日そちらにお邪魔していいですか?」
断る理由など何もない。なんとなく気まずくなってメールも電話もしていなかったのは僕も同じだ。
「お詫びなんて…今日は部長が出張でこちらには戻りませんがいいですか?」
と、返信した。
「部長の出張は知ってます。今日18時に伺います」
と、リメールが着た。
部長への企画書も無事送信し、山積していた仕事を片付けてスマホを覗くと約束の時間の10分前になっていた。ほぼ同時にドアフォンの音が部屋に響く。そそくさとドアを開けるとそこには、ずぶ濡れの新垣さんが立っていた。
「えっ、雨が降ってるんですか?」
「ええっ…突然、夕立ちみたい…」
遠くで雷の音がする。この部屋にいると外の天気どころか昼夜の境もわからなくなることがあった。
「まっ、兎に角入って!」
淡いピンク色のパンツスーツが雨に濡れて身体に張り付いている。自分のハンカチで髪や首筋を拭う白い指先に見入ってしまう。はらりとひとひら桜の花びらが舞い落ちた。こちらに背を向けているのでヒップが強調されて目が釘付けだ。
「タ、タオルさがしてきます!」
洗面所にそんな気が効いたものがあっただろうか…
「あっ!そうだ!」
上の階の例のモニタールームにはある。部長と愛し合った後、シャワールームを使っていた。その他にも時々部長が泊まっているらしく、メイクルームやウオーキングクローゼットも設えられていた。
「新垣さん!上のフロアに行きましょう!」
有無を言わさず手を握って階段を駆け上がった。以前預かっていた合鍵で部屋に入る、と同時に照明が自動点灯した。
「あっ!」
新垣さんが声を漏らした。あの、無数のモニターは起ち上げないほうがいいだろう。
「部長から鍵を預かってて…勝手に入ったのは初めてなんです!」
新垣さんは部屋をゆっくりと見渡すと、ベッドを見つめて問いかけてきた。