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嘘のようなほんとのハ・ナ・シ…
第2章 汗の匂い
夏休みになると、紗菜の部活が忙しくなり、俺が仕事から帰ってきても、眠ってる事が多くなった。

「ふわぁっ。眠っ!!」

目を擦りつつも、夕飯を平らげる。

「今日は、もう風呂入って寝ろよ?」
「うん…」

今日は、紗菜の生理になって3日か?紗菜の部屋のカレンダーにその印がついている。

「…にしても、風呂長くないか?」

壁の時計を見ると、ゆうに30分はたってるし、湯が跳ねる音すら聞こえてこない…

ガチャッ…

「おい、紗菜っ!!」
「…。」

ゴクッ…

「いやぁぁぁぁっ!!」

ドシンッ…

脱衣スペースで、丸裸の紗菜と対面し、突き飛ばされた。

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