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第4章 裁判

検察官が憤怒の勢いで咆哮をあげた。

「証人の発言は…………っ……しょ、証人達はまだ１８歳未満の児童です。被告に騙されている！ こんなガキが３５歳になる男の赤ちゃんが欲しいなんて言うはずがない。 高額な金銭を支払うからという甘言に惑わされ、中出しを強要された……そうだろうがっ!?」


「自分から…な、お腹の中に出してとお願いしました」

少女達は検察官に向かって言った。



「い、い、異議ありぃぃぃっ!!」

検察官が悲痛な声をあげる。

「こんなガキが赤ちゃんを作る目的で３５の男に抱かれるとは考えられません！」


この国では初潮を終えた１２歳以上の女の子であれば、子を成す目的である限りＳＥＸができる。
※できません。

少女達が男から「抱かれた見返りに金銭を受け取っていない」且つ「赤ちゃんを作る目的があって性交した」という証言が認められると検察側は大きな不利となってしまう。




「静粛にっ!! 休廷後に判決を下す」



―――ガーンッ!!

裁判官の木槌が法廷内に響き渡った。