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剛 to 舞依
第1章 剛の「剛 ing 舞依」 イブ
―入れ替わり後に戻る―

「…って?剛くんって内海先生の事が好きだったんだぁ~」
放課後の図書室で舞依の委員の持ち回り仕事を手伝いながら舞依口調の剛が責めるような口振りで言った
「人の記憶をあまり探るなよ!」
剛口調の舞依が口を尖らせて呟く
「それに剛くんの中に私の記憶が無いのね!顔も名前も覚えてないし、単に小さい女子って!」
「しょうがねーだろ!舞依っていつも下向いて顔見せないし主張しないからわかんねーよ」
「だって…」
「…それにしても図書準備室に居たのも、小野小町の歌が載っている本を教えてくれたのも舞依だったんだな…」
「そうよ!それなのに剛くんったら先生とのエッチな妄想しちゃって~」
「もぉ記憶探るの止めろよ~」
「だって浮かぶんだもの」
「そんなこというならこっちだって…」
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