この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
剛 to 舞依
第1章 剛の「剛 ing 舞依」 イブ
あの日の2日前の日曜日
俺はヒロと隣町へ来ていた

駅から少し離れた繁華街の一つ裏の筋は
ゲームセンターや改造制服屋
ケンカ道具を扱っているコレクションショップや
裏コーナーのあるビデオ屋などが
ごちゃごちゃと軒を連ねる
中高生には堪らないスポットだ
ただ
集まってる連中も連中なので
気を抜くわけはいかない
たいていここへはヒロとタクと三人で来るのだが
タクがサッカー部の試合なので仕方なく二人
ま、でも
イザというときこそヒロは頼りになるし
俺だってそんじょそこらの連中には負けねーし
絡まれたら絡まれたらで楽しめるってもんだ
こういう場所では弱味を見せたら負けなので
二人精一杯肩で風を切って
ウインドーショッピングを楽しんでいた

「…おい、剛…あれ…内海じゃね?」
「ん?」
ヒロの指差す先を見ると…
明らかに場にそぐわない
紺のスーツにハイヒールを履いた
20代半ばの古文教師が
黒いセミロングヘアーをかき上げながら
いかがわしい映画館の横道へ入るところだった
「あの先公、こんなところに何しに来たんだ」
「おいおいあっちはヤバイんじゃねーか」
「行って見るか?」
「そーだな…」
俺達も後を追って
ピンク色のネオン輝く看板横をすり抜け
黒いビニール暖簾の間から
甘い人工的なピーチと干物の入り交じったような
独特の匂い漂う入り口前をかすめ
路地へと入った
/40ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ