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剛 to 舞依
第6章 東博士の見解
「なあ舞依、東教授って物理担当なんだろ?」
男口調の舞依は前を歩く剛に訊いた
「そうよ、本来は量子物理学専門なんだけど、脳科学の分野も研究していて論文も多数発表してそっちでも権威があるんだって」
女口調の剛は振り返って答えた
2人が入れ替わって3年
普段はほぼ剛は剛、舞依は舞依なのだが
たまに中身が元に戻る事がある
一方が戻るともう一方も思い出したように戻る事が多い
互いに自分と向かって話すというこの変な状況だが、もう慣れてきていた
「何だよそれ、カオスかよ」
「まぁ、変人には違い無いわね」
「オマケに『幽霊を物理的に説明する』とか言ってて異端視されてるんだろ?大丈夫かよ」
「異端だから相談できるかなって」
「そりゃ本チャンの真面目なチームには相談しにくいわな」
「それに私達が入れ替わったのが『魂』だとしたら『霊』との関連で何か説明がつくかもしれないし」
「元に戻る方法が解るかもしれねーな」
不安と期待の入り混じった中
キャンパス奥にある森を抜けると昭和初期かよっとツッコミたくなるような古びたコンクリ2階建てが現れた
「…ここ?廃墟じゃねーの?」
「う、確かにスゴイわね…でも表札あるわよ『東 研究所』って」
「じゃあ合ってるんだ」
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