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おにいちゃん、おしえて。
第2章 二日間、よろしく。
「着替え貸そうか? それか、風呂入った方がいいかな。湯張ってくるわ」
「んー、……お腹いっぱいで眠い。着替えはあるから、お風呂でたらそれに着替える……」
清花は普段、英司が寝るよりもずっと早い時間に眠りにつく。
英司はこたつの中であくびをしている清花の隣に座り、「制服しわになるよ」と髪を撫でた。
昔、何度も撫でた頭。
清花は英司によく、「なでなでして」とせがんでいた。
その清花の髪が、まるで英司を誘惑するように、すっかり男らしくなった指の間をさらりと撫でながら落ちる。
「ん……」と、艶めかしい声を出して、清花が寝返りを打つと、上から見下ろしている英司と視線が絡んだ。
髪が乱れて、白い肌に纏わりつくように散らされ、ぷるんとした可愛らしい唇は少し開いている。
影ができるほどのたっぷりとした長い睫毛と黒い瞳が、眠たげに英司を見つめる。
なんだ、その顔。
まるで情事が終わった後のような……。
その時――英司は、静かに興奮をした。
清花に女を感じたのだ。
「んー、……お腹いっぱいで眠い。着替えはあるから、お風呂でたらそれに着替える……」
清花は普段、英司が寝るよりもずっと早い時間に眠りにつく。
英司はこたつの中であくびをしている清花の隣に座り、「制服しわになるよ」と髪を撫でた。
昔、何度も撫でた頭。
清花は英司によく、「なでなでして」とせがんでいた。
その清花の髪が、まるで英司を誘惑するように、すっかり男らしくなった指の間をさらりと撫でながら落ちる。
「ん……」と、艶めかしい声を出して、清花が寝返りを打つと、上から見下ろしている英司と視線が絡んだ。
髪が乱れて、白い肌に纏わりつくように散らされ、ぷるんとした可愛らしい唇は少し開いている。
影ができるほどのたっぷりとした長い睫毛と黒い瞳が、眠たげに英司を見つめる。
なんだ、その顔。
まるで情事が終わった後のような……。
その時――英司は、静かに興奮をした。
清花に女を感じたのだ。