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おにいちゃん、おしえて。
第2章 二日間、よろしく。
「おいしかったー。おばちゃんのごはんは本当においしいね」
両手を合わせてごちそうさまをする清花を見て、英司はふっと笑った。
「普通じゃね?」
「いつも食べてるからそんな贅沢言うんだよー。おにいちゃん、贅沢だよー」
唇を尖らせて生意気を言っても可愛い。
きっと、クラスでもモテてるんだろう。
母親に似て、純真でぽわんとした雰囲気を持つ彼女は、周りをとても安心させる。
後片付けをした後は、しばらく二人でこたつに入ってテレビを見ていた。
清花がずっとセーラー服を着たままであることに英司が気付いたのはその時。
「あ、制服着たままじゃん」
ふかふかとしたダークブラウンのこたつ布団から顔を出して、こたつマットの上にころんと寝転んでいる清花に、英司が声を掛ける。
両手を合わせてごちそうさまをする清花を見て、英司はふっと笑った。
「普通じゃね?」
「いつも食べてるからそんな贅沢言うんだよー。おにいちゃん、贅沢だよー」
唇を尖らせて生意気を言っても可愛い。
きっと、クラスでもモテてるんだろう。
母親に似て、純真でぽわんとした雰囲気を持つ彼女は、周りをとても安心させる。
後片付けをした後は、しばらく二人でこたつに入ってテレビを見ていた。
清花がずっとセーラー服を着たままであることに英司が気付いたのはその時。
「あ、制服着たままじゃん」
ふかふかとしたダークブラウンのこたつ布団から顔を出して、こたつマットの上にころんと寝転んでいる清花に、英司が声を掛ける。