この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おにいちゃん、おしえて。
第4章 おにいちゃんの、ひみつ。
「じゃあ、何かあったら呼んで。ゆっくり寝ろよ」
「うん……ありがとう」

英司は軽く頷いて、不安げに見上げる清花を和室に残して、ぴしゃりと襖を閉めた。

1階の6畳の和室。この上に英司の部屋があり、この部屋の隣に居間がある。
テレビの音はついたままだから、英司はまだ自分の部屋には戻らないようだ。

糊のきいた真っ白なシーツに、刺繍が施された掛け布団。
清花は、かための枕に頭を乗せて、天井を見た。
そして、毎晩寝る前にしていることをしようと、薄いピンクのキルトパジャマのズボンにそろそろと右手を入れる。
これをしないと落ち着いて眠れないのだ。

パンツの中央に中指をやるが、すぐにその動きは止まった。

この部屋……。

暗いなあ。怖いなあ。
箪笥の上の日本人形や兜がまた……。
おにいちゃんは豆球をつけていってくれたけど、オレンジ色の小さな灯りに照らされたそれらは、こちらを見ているかのようで、パンツいじりどころではない。

「こわい……」

清花は、薄暗い中布団から出て、襖をゆっくりと開けた。
/103ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ