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おにいちゃん、おしえて。
第6章 おにいちゃん、さわって。
「清花。気持ちよかった?」
「ん……でも、ごめんなさい……」
「いいんだよ。……そろそろ出る? のぼせるよな……」
「うん……」

清花の白い柔肌が、熱さにうっすらと薔薇色になっている。
のぼせて倒れてしまう前に、上げてやらないと。

英司は清花の体をぬるめのシャワーで丁寧に洗い流してから、清花だけを浴室から出した。
清花は少しだけ開いた浴室のドアの隙間から、まだ浴室にいる英司をちょこんと覗く。

「あれ? おにいちゃんは出ない?」
「うん。汗流してから出るよ。飲み物は適当に飲んでて。みかんも食べていいよ」

英司は、清花のまっすぐで無垢な目に見つめられるとそわそわと落ち着かず、視線を逸らした。さっきまで穢れを知らない瞳をしていた少女が、少し色香を増したように思えたからだ。
清花は英司のそんな様子を見て、しゅんと肩を落としながら着替えを始めた。


しかし、英司はそれどころではない。
熱く滾っているそれを解放してやらないことには、この後冷静ではいられない。
レイプのような乱暴で卑怯な真似はしたくない。痛がる清花を無理矢理押さえつけて…などと、そんな行為には及びたくない。
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