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おにいちゃん、おしえて。
第6章 おにいちゃん、さわって。
シャワーを浴びながら、英司はさっきの清花のイノセントでいて淫乱な姿を頭に浮かべる。
ずっと幼なじみだった年上の男に股を開き、その男に、性器を念入りに舐められ、卑猥な行為は何も知らないはずの清花が……。英司の唇に押しつけるように腰を動かして、クリトリスを舐めて欲しがる姿。
――快感に喘いだ後、突如決壊し、噴き出した絶頂のしずく。

今まで、女のそこを指で弄っている間に潮を噴かれたことはあるが、 舌で、咥内で直接味わったのは、英司もはじめてだった。
飲み込むのも惜しいほどに愛しい、甘美な滴り。

「……はあ、くっ……清花……ッ」

男性器を挟んだ指のスピードが上がり、本能の極地に誘う。
清花のしずくを口にしながら、密やかにエクスタシーを感じかけていた英司は、逆上しているかのような肉塊から、勢いよく精を吐いた。


さっき……すっかり蕩けた瞳を見せてきた清花に、英司はある決心をしていた。

清花には、もう、家族のような感情は抱いていない。
今の英司にとっては、誰よりも大事にしたい存在だ。


もし、あいつが望むなら、今日、大切に抱いて、自分の手で女にしてやろう――と。
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