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おにいちゃん、おしえて。
第10章 おにいちゃんと、いっしょ。
「あっ、おにいちゃん……待って」

英司は、ジャケットを脱いだばかりの清花に抱きつき、シャツのボタンを外して行く。
清花がここにいるのが信じられない。

会わなかった間、彼女がいたこともある。
言い寄ってくる女がいれば適当にセックスをしていた。

清花はどうだったのだろう。

あの時清花に「結婚しよう」という約束をしたのは、決して出まかせではないが、会わないうちに効力が薄れてきたのは確かだ。

でも、こうして顔を見ると、他の女とは違う。
清花の存在は比較もできないぐらい、特別だ。

「……恥ずかしい……」

シャツの中からブラジャーのホックを難なく外され、英司の目の前で白い胸が弾け飛ぶようにこぼれた。
パンストとパンティーだけの姿になり、清花はそっと自分の胸を隠す。

もう、綿の白いパンツとあどけないスポーツブラではない。
繊細なレースが施されているインポートもののピンクのブラジャーは、英司の手からベッドの上に頼りなく置かれた。

「変わんないな」
「えっ……?」
「きれいになったけど、変わらない」

英司は豊満な乳房を隠している細い腕を取り払い、背を屈めてゆっくりと先端に顔を寄せた。

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