この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
shigure**
第2章 春時雨

ーはるひと綾奈ちゃんと解散してから30分。
雨宿りしていたが、雨は弱まるどころか激しさを増す一方。
「困ったなぁ…」
まだ冷え込む4月の夜、雨が降っているせいで更に肌寒い。
いつもなら母親に車での迎えを頼むことが出来るのだが、あいにく母親は出張で都内にいない。
兄も今日は大学のサークル仲間の家に泊まると言っていたので頼ることができない。
すばるの母親はすばるが5歳の時に離婚している。
そのため母親と兄以外に当てのないすばるは、この状況では何とかしてでも自力で帰る他なかった。
雨宿りしていたが、雨は弱まるどころか激しさを増す一方。
「困ったなぁ…」
まだ冷え込む4月の夜、雨が降っているせいで更に肌寒い。
いつもなら母親に車での迎えを頼むことが出来るのだが、あいにく母親は出張で都内にいない。
兄も今日は大学のサークル仲間の家に泊まると言っていたので頼ることができない。
すばるの母親はすばるが5歳の時に離婚している。
そのため母親と兄以外に当てのないすばるは、この状況では何とかしてでも自力で帰る他なかった。

