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shigure**
第4章 余韻

「じゃあ最後ー…。」
先生がそう言ったとき。
一瞬先生と目があった気がした。
「窓側の1番後ろ。」
みんなの視線が私に集まる。
…え?
わ、私?
手を挙げてないのに?
一瞬戸惑ったが、「どうぞ」とニコニコ笑う先生に促されて席から立ち上がった。
「えっと…。」
いきなりのことで何を質問したらいいか迷った挙句…
「好きな…好きなものは…食べ物でも何でも…好きなものは何ですか?」
なんて適当な質問をしてしまった。
すると先生はふっと笑って…
ーー…その顔がちょっと意地悪に見えたのは私だけであろうか。
「ミルクティーが好き。」
先生のその言葉を聞いた瞬間、無意識にも昨日の一連の出来事を思い出した。
「あ、ありがとうございます…。」
私は顔が熱くて、自分でも赤くなってると分かるほどだった。
先生のその発言が何を意図したものなのか分からなかった。
でもきっと、こんな風に変に意識してるのは私だけなんだろうな…。
2人だけの、他のみんなは誰も知らない出来事を思い出しながら、どこからか現れたそんな寂しさの中にすばるはいた。
先生がそう言ったとき。
一瞬先生と目があった気がした。
「窓側の1番後ろ。」
みんなの視線が私に集まる。
…え?
わ、私?
手を挙げてないのに?
一瞬戸惑ったが、「どうぞ」とニコニコ笑う先生に促されて席から立ち上がった。
「えっと…。」
いきなりのことで何を質問したらいいか迷った挙句…
「好きな…好きなものは…食べ物でも何でも…好きなものは何ですか?」
なんて適当な質問をしてしまった。
すると先生はふっと笑って…
ーー…その顔がちょっと意地悪に見えたのは私だけであろうか。
「ミルクティーが好き。」
先生のその言葉を聞いた瞬間、無意識にも昨日の一連の出来事を思い出した。
「あ、ありがとうございます…。」
私は顔が熱くて、自分でも赤くなってると分かるほどだった。
先生のその発言が何を意図したものなのか分からなかった。
でもきっと、こんな風に変に意識してるのは私だけなんだろうな…。
2人だけの、他のみんなは誰も知らない出来事を思い出しながら、どこからか現れたそんな寂しさの中にすばるはいた。

