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甘蜜トラップ
第2章 快楽と堕落
そんな風に理性を持っている私を知ってか、瑞樹は嫌味なくらい楽しげに笑いながら、私の太ももにゆっくりと指を這わせたのちに蜜を掬い取り突起に当てて擦り始める。何度も、溢れてやまないそれを拭うように優しく拾い上げて。
「やぁ、っぁ」
「はあ、本当感度良いよな、止まんないじゃん」
ほら、と見せられる彼の指に絡まる熱は私のナカから溢れるそれで、恥ずかしくなって唇を噛む。
「噛んでんじゃねーよ」
「ぁ、っん……!」
唇の皮がぷつりと切れた音を感じたと同時に唇を塞がれ、彼の指が私のナカに入ってくる。徐々に指の数を増やし、擦るようにゆっくり刺激されていた指が抽出を繰り返す。
「ゃ……もっ」
無意識に閉じかけた脚は瑞樹の手によって開かれた。
「だーめ、お前のイキ顔見ないと乗れない」
「へ、んたい」
腰に当たってる。瑞樹だって早く挿れたいくせに、まだ我慢するんだ。私の顔そんなに見たいの?
「でもやっぱお前はこっちの方がかわいいよな」
先程よりも増えた蜜を余すことなく突起に塗りたくり、転がすように撫でられる。
「ぁっ、みず、き」
摘んで、弾いて、でも結局瑞樹の指に転がされるのが一番好きで。
「気持ちいい?」
耳元で優しく囁いて、彼の興奮する熱い吐息だけで身体が震える。指を速められ、私の呼吸も急激に上がった。熱い。熱い波がくる。
ねっとりとした水音と瑞樹の呼吸と、そればっかりで。周りの音が耳に留まらなくなる。部活動の声は流れていき、聞こえる度に学校でこんなことをしている興奮を煽るだけで。
「イっていいよ」
「っ、あ、あっ……!」
無意識に反っていた背中に気付いたのは達してからで、呼吸を整えている時間も与えられず瑞樹からの強引なキスが降る。
「っ、は」
「やっぱお前のエロい顔まじ好き。つーか、もう、無理なんだけど」