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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第7章 過去から来た少女
十二月に入ったある日。
『パンツァーカイル』の基地こと僕の部屋。四人のバンドメンバーと僕が揃っていた。
今年もあとわずか。なのにCDがまだ予想以上に残っている。それをどう売っていくか。今日はそのための作戦会議だった。
僕が引っ越してきてからメンバーは何かと部屋に来る。最近ではミーティングも僕の部屋だ。事務所には社長もその他の社員もいるし何かと気を使う。僕の部屋なら気兼ねしなくてもいいというわけだ。
まあ僕としても部屋に女の子が、それも四人がそれぞれに美人だったり可愛かったりする『パンツァーカイル』のメンバーが来てくれるのはそんなに嫌じゃない。嫌じゃないどころか部屋に女の子が来る、なんていう人生初の経験にちょっと嬉しかったりもした。
部屋がいい匂い。
女の子というものはそこにいてくれるだけでいいものなんだなぁ。