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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
 そんなかっこいいことを言ってみたけど、仕事を頑張る理由にはもうひとつ、僕らしい理由がある。

「私の処女をあげる」

 イズミさんが僕に言ってくれた言葉だ。もちろんただで、というわけじゃない。CDが全部売れて最後のライブが成功したら、という条件ではあるけど。

 処女をあげる、ということはセックスをするわけで。ということは僕も童貞とさよなら出来るわけで。

 つい先日カエさんと初体験寸前までいったのに邪魔が入ってしまった。その邪魔というのが国技館でのライブ決定の連絡だったのだから怒るに怒れない。
 僕にはこのCD売り企画の期間内に童貞を捨てたい、という目標もある。

 その目標をイズミさんが叶えてくれるかもしれない。

 そんなスケベ心が僕の大きな原動力になっていた、というのは容易に想像してもらえると思う。

 イズミさんは処女とはいえデリヘルとして経験豊富だ。指を入れられたりもしているだろうからもしかしたら処女膜はもう破れているかもしれない。僕が指を入れた時にも痛がる様子は全くなかった。

 それでも女の子にとって処女を失う瞬間というのは人生でたった一回の大事な瞬間だろう。

 経験豊富な処女との初体験。

 それは僕にとってあまりにも魅力的だった。
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