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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
両国国技館でのライブが決まってからというものメンバーは練習に明け暮れた。いくらリーフレットを置いてもらえるとはいえそれだけでは不十分だ。当日のお客さんは『パンツァーカイル』を観に来ているんじゃない。目当ては浅山知代だ。悔しいが知名度では逆立ちをしたうえで両手を離しても全く敵わない。
ならばパフォーマンスで魅せる。知名度では月とスッポンに貼り付く小虫くらいに違っていてもパフォーマンスではそんなに引けを取らないはずだ。きっかけさえあれば『パンツァーカイル』だってきっと浮上できる。
歌えるのは三曲。CDに収録された曲を歌うのが妥当だろう。
と思っていたら。
「『絶対性感』もやりましょう」
とイズミさん。
「私達の魅力を私達以外の人が表現してくれたいい曲よ」
「そうね。インパクトもあるしいいかもね」
珍しくすんなりとシーカさんも同意してくれた。喘ぎ声を提供してくれたカエさんも反対する様子はない、というか五千人の前で自分の喘ぎ声が響き渡る様子を想像してかブルっと身震いをしていたくらいだし、他のメンバーが賛成ならハルナさんもそれに異存はない。
多少修正はさせてもらうかもしれないけど、とイズミさんは言うがそんなのは構わない。メンバーが演奏してみてやりやすいようにしてくれたらいい。むしろ僕の曲を認めてくれたことに嬉しさを体いっぱいに感じていた。
そんなわけで僕がはじめて作った曲が両国国技館という大舞台でお披露目されることになった。
ならばパフォーマンスで魅せる。知名度では月とスッポンに貼り付く小虫くらいに違っていてもパフォーマンスではそんなに引けを取らないはずだ。きっかけさえあれば『パンツァーカイル』だってきっと浮上できる。
歌えるのは三曲。CDに収録された曲を歌うのが妥当だろう。
と思っていたら。
「『絶対性感』もやりましょう」
とイズミさん。
「私達の魅力を私達以外の人が表現してくれたいい曲よ」
「そうね。インパクトもあるしいいかもね」
珍しくすんなりとシーカさんも同意してくれた。喘ぎ声を提供してくれたカエさんも反対する様子はない、というか五千人の前で自分の喘ぎ声が響き渡る様子を想像してかブルっと身震いをしていたくらいだし、他のメンバーが賛成ならハルナさんもそれに異存はない。
多少修正はさせてもらうかもしれないけど、とイズミさんは言うがそんなのは構わない。メンバーが演奏してみてやりやすいようにしてくれたらいい。むしろ僕の曲を認めてくれたことに嬉しさを体いっぱいに感じていた。
そんなわけで僕がはじめて作った曲が両国国技館という大舞台でお披露目されることになった。