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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第8章 いざ大舞台へ!
「こんにちは、っと」
僕の部屋をハルナさんが訪ねてきたのは年が明けてライブの一週間前。両国国技館は一月の初場所を終えたあたりだろうか。
「どうぞ」
僕がドアを開けるとハルナさんが靴を脱いで上がって来る。僕の靴に並ぶサイズの小さい靴。
ハルナさんはコートを脱ぐと身軽な動きでクッションの上にすとんと腰を下ろす。
…何か違和感がある。
「あ、ジュース買ってきたから。コーラでいい?」
「あ、はい、どうも…」
ハルナさんらしくないセリフでひょい、と差し出されたコーラを戸惑いながらも受け取る。
「あ、あの…」
「ん?」
「ハルナさん、ですよね…?」
「そうだよ。実は相談があって」
「相談?」
なんだかいつもと違うハルナさんの言葉遣いにクッションの上の僕のお尻が居心地悪く動く。
「キャラが戻らなくなった」
「…へ?」
「だから、ライブ中のキャラから元に戻らなくなったの」
「マジで…?」
僕の部屋をハルナさんが訪ねてきたのは年が明けてライブの一週間前。両国国技館は一月の初場所を終えたあたりだろうか。
「どうぞ」
僕がドアを開けるとハルナさんが靴を脱いで上がって来る。僕の靴に並ぶサイズの小さい靴。
ハルナさんはコートを脱ぐと身軽な動きでクッションの上にすとんと腰を下ろす。
…何か違和感がある。
「あ、ジュース買ってきたから。コーラでいい?」
「あ、はい、どうも…」
ハルナさんらしくないセリフでひょい、と差し出されたコーラを戸惑いながらも受け取る。
「あ、あの…」
「ん?」
「ハルナさん、ですよね…?」
「そうだよ。実は相談があって」
「相談?」
なんだかいつもと違うハルナさんの言葉遣いにクッションの上の僕のお尻が居心地悪く動く。
「キャラが戻らなくなった」
「…へ?」
「だから、ライブ中のキャラから元に戻らなくなったの」
「マジで…?」