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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第2章 暖かい口に包まれて
「痴漢」と聞いていちばんに思いつくのはやっぱり満員電車の中で女の子を触っちゃう、っていうのだろうか。
けれど「痴漢」っていうのはそれだけじゃない。
覗き、盗撮。そして僕の得意技の妄想。
いや妄想は痴漢じゃないだろう、と思うかもしれない。確かにそうだ。頭の中で妄想するだけならば。
僕は、例えば電車で乗り合わせた女の子を頭の中で裸にする。そしていやらしいことをする。いわゆる「視姦」というやつだ。梅雨を迎え気温も湿度も高くなり不快指数がぐんぐん上昇するこの季節、女性の肌の露出も増えてこれがはかどる。
存在感の薄い僕はどんなにいやらしい目で舐めまわすようにみても気付かれることはほとんどない。今日も電車で目の前に立った女の子と脳内恋愛に落ち、それはそれは過激で濃密で愛のあるセックスをした。
そうやって時には恋愛を楽しみ、時には乱暴に犯す。
痴漢も覗きも盗撮も、僕の薄い存在感からほとんどバレることがない。
僕の唯一にして最大の特技。それが痴漢。僕の最高の武器、それが「空気のような存在感」
けれど「痴漢」っていうのはそれだけじゃない。
覗き、盗撮。そして僕の得意技の妄想。
いや妄想は痴漢じゃないだろう、と思うかもしれない。確かにそうだ。頭の中で妄想するだけならば。
僕は、例えば電車で乗り合わせた女の子を頭の中で裸にする。そしていやらしいことをする。いわゆる「視姦」というやつだ。梅雨を迎え気温も湿度も高くなり不快指数がぐんぐん上昇するこの季節、女性の肌の露出も増えてこれがはかどる。
存在感の薄い僕はどんなにいやらしい目で舐めまわすようにみても気付かれることはほとんどない。今日も電車で目の前に立った女の子と脳内恋愛に落ち、それはそれは過激で濃密で愛のあるセックスをした。
そうやって時には恋愛を楽しみ、時には乱暴に犯す。
痴漢も覗きも盗撮も、僕の薄い存在感からほとんどバレることがない。
僕の唯一にして最大の特技。それが痴漢。僕の最高の武器、それが「空気のような存在感」