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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第2章 暖かい口に包まれて
 次はギター担当のハルナさんこと村上春菜さん。十八歳。僕と同い年だ。

 メンバーでいちばん小さい身長とおかっぱ頭の幼いロリフェイス。仕草も声も甘い。バファリンの半分は優しさで出来ているそうだけど、多分ハルナさんの半分は生クリームで出来ている。
 胸の大きさは…正直よく分からない。すごく大きい気もするのだけど、いつも胸を隠すような服を着ているために正確な数値をスカウターが感知できていない。
 可愛らしいバンドのマスコットだがギター演奏中だけは人が変わったように激しいパフォーマンスをする。このへんを「ギャップ萌え」ととるか「豹変してひく」ととるかで彼女の評価は一変するだろうが、とにもかくにも可愛らしい少女なのは確かだ。
 彼女は処女だ。処女に決めた。もし仮に経験済みでも名誉処女だ。

 最後はキーボードとドラムを兼任する樹下泉美さん。バンドではイズミさん。リーダー。二十歳。

 メンバーの中でいちばん高い身長といちばんスリムな体を持っている。スカウターの算出した数値はAカップ。だけど色白の肌と切れ長の瞳はとても魅力的だ。
 無口で表情もあまり変わらないクールな人だけど、メンバーをいちばん根元から支えているのは間違いなくこの人だ。音楽的にも、性格的にも。
 メンバーの意見が分かれた時、何か揉め事が起こった時、イズミさんの一言が事態を収める。淡々と楽器を奏でる姿に熱い視線を送るファンも多いが実はメンバーの中でいちばん女性ファンが多いのがイズミさんだ。
 見た目も性格も落ち着いた大人の佇まい。男性との経験もきっとあるに違いない。

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