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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第2章 暖かい口に包まれて
 目を閉じてイズミさんの顔が近寄ってくる。僕はどうしていいのかも分からず、ただそれを見ている。

 唇に少し湿った暖かさを感じた。イズミさんの唇が重なっている。
 僕の初めてのキスだ。

 イズミさんの細い腕は僕の体を撫でるように抱く。僕の舌に何かが触れる。

 イズミさんの舌だ。

 女の人って、唇も舌もこんなに柔らかいのか。
 男の人と同じ作りで同じ細胞から出来ているはずなのに、何でこんなに柔らかくて暖かくて、そしてちょっとだけ甘いんだろう?

 イズミさんの手が僕の腕を掴み小ぶりな胸へと導く。薄いサマーセーターの中に少し硬いブラジャーの手触り。その奥に隠された柔らかい膨らみ。

 痴漢以外で、こんなに堂々と女の人の胸を触ったのも初めてだ。こんなにじっくり、こんなに長い時間。相手から許されて。

 僕はある種の感動をもって、その感触を味わう。唇も舌も胸も。全部が僕が触ってもいいものなんだ。
 
 小さな膨らみの中に固い部分を見つける。
 そこを指で擦る。

「ん…」

 合わさったままの唇からイズミさんの息が漏れる。
 それで僕の指が触れているそこが乳首なのだと僕は気が付く。そこを何度も何度も指で擦り、摘まむ。

「あ…んん…」

 僕の頭を抱くようにしながら、イズミさんは舌を絡める。いつの間にか僕の舌も動く。その動きはイズミさんの滑らかな動きと比べてとてもとても不器用で、綺麗に並んだ小さな歯にも触れる。
 
 僕の手はサマーセーターの中に滑り込み、ブラのカップの隙間に指が入り込む。
 服の上からよりもさらに柔らかい手触り。胸に直に指が触れた。
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