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痴漢脳小説2 ~ガールズバンドに男子の僕が入っちゃいました~
第4章 (エロ)プロデューサー始動!
「シーカさん、もう…う…っ!」
「は、はっ…ん、はっ…ひっ、ひあぁっ!」

 性欲の全てが股間に集まり、熱い迸りがシーカさんの割れ目を覆い隠す。
 その瞬間、シーカさんも絶頂したかのように体を大きく波打たせた。

 僕は体の全ての力を失い、それまで保っていたほんの少しの隙間を維持できず、今度こそシーカさんに覆い被さった。

 お互いの熱い息が部屋に吐き出される。

「ちょっと…」

 多分、この数日でこれが最後になるだろう「ちょっと」は、力はないものの、それでも僕の耳の奥まで突き刺さるような、いつものシーカさんの声だった。

「指一本触るな、って言ったでしょ」
「あ…」

 僕は慌てて体を離す。ソファの背もたれに手を付き、体を起こす。

 その腕をシーカさんが掴んだ。

「あんた…責任取りなさいよ」
「せ、責任…?」

 僕もすっかりいつもの僕に戻ってしまった。

「そう責任」

 まだ涙の乾かない目でシーカさんは僕を見つめる。

 気の弱い僕にしては珍しく、目を逸らすことが出来なかった。
 そのくらい、シーカさんの目にはいろんな意味が込められている。

「…分かってます」

 僕は頷く。

「絶対にこのバンド、解散させません」

 うん。目でそう言ってシーカさんは腕を離した。
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