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蝶が舞う時
第17章 始動
このホテルの残りの滞在で、乗馬と天体観測、それに圧巻はパラグライダーと全てのアクティビティをこなした。

中でもパラグライダーは今までの人生の中で、恐怖に満ちた最高の体験だった。

既にコンシェルジュとは顔馴染みになり、色々と便宜を図ってくれた。

ホテル滞在最後のディナーは、フレンチレストラン「リオン」でフルコースを食べた。

「菜摘、長かった旅行も今夜で最後だ。」

「本当、おじさん楽しかったよ…忘れられない思い出になったね。」

「ああ…色んな体験をしたなぁ…」

「おじさんが死にそうにもなったし…」

「別に死にはしないが、救急車で病院に運ばれたのは初めてだな。」

「おじさん、くれぐれも菜摘の為に健康でいてね。」

「わかってるよ。だが将来菜摘が医師になれば安心だ。」

「なれるかどうかはわからないけど…」

「ごめん、ごめん、菜摘にプレッシャーをかけたね。無理しなくても良いからね。」

「とりあえず、菜摘は頑張る、おじさんの為に…」

「菜摘、明日マンションに帰ってから、計画を立てよう。」

「何の…」

「受験勉強の計画…」

「忘れてた、いいよ。帰ってからね。」

フルコースの料理を食べ終え、俺と菜摘は部屋に戻った。

菜摘がアイスコーヒーを作ってくれる。

「はい、おじさん。」

「はいよ、ありがとう。」

菜摘はアイスティーを作って俺と一緒に飲む。

「おじさん、最後の露天風呂に入ろうよ。」

「そうだね、入ろうか!」

「じゃ、菜摘は着替えるからね!」

「露天風呂に入るのに着替える?」

「変態さんが好きな水着に着替えるの!」

「菜摘…菜摘は神様だ…」

菜摘はクスクス笑いながら、ベッドルームに消えた。

俺は先に脱衣場に行き、裸になって露天風呂に向かった。

かけ湯をしてからゆっくりと露天風呂に浸かる。

空は相変わらず無数の星が輝き、眺めていても飽きることはない。

結局、滞在中は好天に恵まれて楽しい旅行を実現できた。

ガラガラと扉が開き、白いビキニの水着を着た菜摘がやってきた。

長い髪を束ね、フリルの付いた胸元には大きな谷間ができている。

ウェストは一旦細くなり、やがてフリルの付いたパンティがある腰からヒップは豊かな曲線を描く。

そしてそこから二本のスラッとした脚が延びる。


菜摘のスタイルはやはり素晴らしい…


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