この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蝶が舞う時
第8章 美咲
街中を菜採と散策していると、一時間がすぐに経過した。

先ほどの携帯ショップに戻って、菜採のスマホを受けとる。

「菜採、少し早いけどランチにするか?」

「ありありのありだね。」

「なんだそれは…」

「つまりありということ。おじさん若い子がSNSで使うの知らないの?」」

「はい、おじさんは若くないので、知りません。」

「じゃ、今度菜採が教えてあげるね!」

「いいえ、知りたくないです。」

「おじさん、可愛い気がないよ…」

「55歳の中年男に可愛い気などありません!」

「もう…おじさん…」

「ランチ何食べたい?」

「おじさん、パスタどう?」

「Ok、パスタね。」

(中心部の駅ターミナルに確かパスタ専門店があったな…)

俺は菜採をその専門店に連れて行った。

店内に入ると、まだ昼前だがテーブルは結構埋まっている。

店員に案内されたテーブルに着き、二人とも日替わりパスタランチを注文することに。

早速菜採はスマホを取りだし、無料通信ができるSNSアプリをDLして、俺を友達設定にする。

俺のスマホに菜採から友達招待が来たので、同意すると菜採の画像が送られてきた。

「なみりんで~す。おじさん大好きだよ。」

はい、はい…

「菜採、この画像、相当盛ってないか?」

「わかる? アプリで撮ったからかな?」

「おじさんもレスして。」

俺も菜採に送信した。

「何~この画像? お猿さんが温泉にでも浸かった画像?」

「そうだ、温泉に浸かる猿が目を瞑り、恍惚とした気持ちよさそうな顔、ナイスだろう?」

「やっぱ、おじさん変態だね!」

菜採はケラケラと笑いだした。


窓の外では様々な人達が、まるで昼時の居場所を求めるかのように、足早に去っていく。

「あっ!」

突然菜採は声をあげ、人混みの一点を見つめている。

「どうした?」

「おじさん! ちょっと待っててね。」

菜採は表情を変えて席を立ち、外に出て人混みに紛れていった。

/181ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ