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第2章 菜々美は菜々美

弱くても強くても性急でも穏やかでも感じやすい菜々美は結城の舌先で乳首をチョンッとかすかに舐められても身をふるわせ。

『――ぁ…』
彼の両肩にのせた手がピクンと反応しバスローブにしわをつくる。

『見ているだけで乳首が少しだけ膨らんだような気がしたのは気のせいですか？』

『あたしの顔を見ていたんじゃなかった、の？』

『君の顔と乳首両方、
先端は何を期待している？俺の髪の毛を乱す程に加えてほしいですか？』

『髪の毛を乱す程にって…』
『俺の髪の毛を触るのは愛撫をしている途中だから――そういえば君が悶える様子で気がついた、
髪の毛…子供の父親か決め手にも成りうる』

愛撫をしている途中…
あたしは結城さんの髪の毛をくしゃくしゃに…

『菜々美感謝している』
結城は気持ちを示すかのようにうやうやしくそっと乳首を唇に入れ強く吸った。
『あああっ…』
菜々美は結城の肩から髪の毛に手のひらを移動させくしゃくしゃにしていた。

彼は愛しそうに彼女の背中をなで回し今更ながらブラのホックを外した。

『飽きないよ、君は…』
彼はそう囁きながら強く抱き締めていた。

『安心していい…君は俺の近くにいる、
２人暮らしの邪魔は誰にもさせない』

力強い両手が彼女のお尻を掴み彼自身へ近づけ、
先ほどの愛撫で潤っていた菜々美自身は難なくそれを根元まで受け入れていく。
菜々美は打ち付けられる感覚に彼の愛を感じた。

「安心していい…、君は俺の近くにいるから」
結城の言葉が菜々美を強くさせる――

結城の愛撫が菜々美をより淫らにさせる――