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《愛撫の先に…②》
第2章 菜々美は菜々美
陽子・結城さん――
悪夢ばかり見てうなされるあたしに安らぎをくれた。
襲われたあの時1人になると思い出すのは無理矢理犯されていく嫌な記憶‥‥‥寝ても起きていても記憶はつきまとう‥‥‥!

元々独り暮らしで見慣れた心地のいい部屋も記憶が邪魔をして住まいという空間はぼやけレイプの悪夢が菜々美を怯ませる。
――陽子や結城に居てほしくなる‥‥‥――
何故あたしはマンションに帰ってきたの?

『1人?』
『それが何?』
『時々ここをはってたんだけど1人ならザマアミロって感じ〜』
さっき駐車場から現れた相沢にあたしはひと悶着あるのかと怯えたけど、
あたしが1人だとわかって相沢さんは面白そうに笑いながら帰って行ったのを思い出してしまった。

待ち伏せの件で陽子があたしをガードしてくれてるから会社では相沢さんと業務以外は話さない。

スイートタイムに押しかけて結城さんに追い払われて来なくなって、あの相沢さんでも好きな人の怒りは効いたのかしら?

言いたい事を遠慮なしに言う相沢さんなら昼間のシーンでショックを受けない?
ううん…
恋する気持ちは同じだわ…
何故あたしはマンションに帰ってきたの?


嫉妬――…!
髪を撫でないで!
何故翔子さんは結城さんの検診日を知っていたの?

希美ちゃんまでも脚にまとわりつかないで!
小さいながらに希美ちゃんは結城さんを慕っている!
何故あたしはマンションに帰ってきたの?
それは結城さんを見ると翔子さんと希美ちゃんを思い出すから―――――

髪を乾かし脱衣室のドアを開けるとバッグの中で着信音が鳴っていた。

出たくない………!

切れてまた鳴る着信も3度目になると菜々美は罪悪感を感じた。

『菜々美…』
結城の声を聞きたかった!
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