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《愛撫の先に…②》
第2章 菜々美は菜々美
『陽子帰ろ』
『菜々美宛のメール結城さん読んだのかしら。
菜々美が帰るならあたしも帰るけど今からだと何処も混んでると思うよ』
『コンビニ行こ、帰って社食でもいい』
『避けてる理由こだわるのはわからなくないけど結婚しようって言われてるなら素直になった方が菜々美の為だわ』
だが菜々美も陽子もこの場合は結城とたまごホリックの店員と菜々美との対面は避けた方がいいと考え頷いて店に背を向けたのだが――。
ドアが開くとあの店員の『ありがとうございました』との声がした。
『菜――』
結城の声。
『やっぱり!菜々美ちゃんでしょっ♪窓から見えてたのに何で帰んの?』
店員は早足で結城を追い越し菜々美を後ろからハグをした。
ななな何で?
トラブルの元を‥‥‥!?
菜々美は両肩からまわされた店員の腕から逃れようとするが彼女へ好意をだいた店員はなかなか離してはくれない。
『菜々美昼休み終わっちゃうから急ご』
陽子が助け船を出してくれている。
『偶然見つけた店が菜々美の好みにピッタリだと思って行こうと提案した時、君は嫌がった理由はこういう事だったのか―――…
俺にバレてはいけないと…わかった』
店員の腕に手をかけてる菜々美を見ながら結城は冷たく言い放った。
『違っ…』
菜々美は必死になる。
『俺は菜々美と初めて会った時から素直で優しい女の子だと思っていました、
だから君が俺を避けるのも納得のいく理由があるものだと――俺は君を信じていた――…だけど見損ないました』
結城は菜々美から視線を外し歩き始めた。
『結城さんっ』
菜々美と陽子が同時に叫んだ。
『赤い顔をして男の腕に抱かれ手を添えている光景が何よりの証拠ですよ』
声が低いのは結城が怒っているからだ。
『結城さんまさか菜々美を疑っているの?』
陽子はメールを打った責任を感じていた。
『菜々美が何も話してくれないからでしょう』
結城は車のキーを車にかざし鍵を解除した。
『俺はスイートタイムに帰ることにするからすきにするがいい』
車のドアが閉まった。
『ねぇ、僕を不機嫌そうに視てたのはオムライスのせいじゃなかったんだ〜、良かった〜』
菜々美の頭上から店員の声がする。
結城さん………
避けていた罰なの――?
『菜々美宛のメール結城さん読んだのかしら。
菜々美が帰るならあたしも帰るけど今からだと何処も混んでると思うよ』
『コンビニ行こ、帰って社食でもいい』
『避けてる理由こだわるのはわからなくないけど結婚しようって言われてるなら素直になった方が菜々美の為だわ』
だが菜々美も陽子もこの場合は結城とたまごホリックの店員と菜々美との対面は避けた方がいいと考え頷いて店に背を向けたのだが――。
ドアが開くとあの店員の『ありがとうございました』との声がした。
『菜――』
結城の声。
『やっぱり!菜々美ちゃんでしょっ♪窓から見えてたのに何で帰んの?』
店員は早足で結城を追い越し菜々美を後ろからハグをした。
ななな何で?
トラブルの元を‥‥‥!?
菜々美は両肩からまわされた店員の腕から逃れようとするが彼女へ好意をだいた店員はなかなか離してはくれない。
『菜々美昼休み終わっちゃうから急ご』
陽子が助け船を出してくれている。
『偶然見つけた店が菜々美の好みにピッタリだと思って行こうと提案した時、君は嫌がった理由はこういう事だったのか―――…
俺にバレてはいけないと…わかった』
店員の腕に手をかけてる菜々美を見ながら結城は冷たく言い放った。
『違っ…』
菜々美は必死になる。
『俺は菜々美と初めて会った時から素直で優しい女の子だと思っていました、
だから君が俺を避けるのも納得のいく理由があるものだと――俺は君を信じていた――…だけど見損ないました』
結城は菜々美から視線を外し歩き始めた。
『結城さんっ』
菜々美と陽子が同時に叫んだ。
『赤い顔をして男の腕に抱かれ手を添えている光景が何よりの証拠ですよ』
声が低いのは結城が怒っているからだ。
『結城さんまさか菜々美を疑っているの?』
陽子はメールを打った責任を感じていた。
『菜々美が何も話してくれないからでしょう』
結城は車のキーを車にかざし鍵を解除した。
『俺はスイートタイムに帰ることにするからすきにするがいい』
車のドアが閉まった。
『ねぇ、僕を不機嫌そうに視てたのはオムライスのせいじゃなかったんだ〜、良かった〜』
菜々美の頭上から店員の声がする。
結城さん………
避けていた罰なの――?