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《愛撫の先に…②》
第2章 菜々美は菜々美
『あの男菜々美ちゃんの何?彼氏?』
バイクの音に負けじと店員は前を見ながら声をはりあげる。
『バイクの音が大きくてよくわからない』
誤魔化すにはちょうどいい理由にはなるが本当にバイクの音がうるさく聞こえづらいのだ。
『ちぇっ…』
店員は結城の車をまく為に先ほどよりもスピードを出した。
結城の車が信号で止まったのを確認した店員は少し走り車が見えなくなったところで、コンビニへ向かいスピードをおとし止まった。
『聞かせてくんない?あの男菜々美ちゃんの何なの?』
『理想より上をいく男性です』
あたしにはもったいないくらい…
『菜々美ちゃんにもったいないくらいの、彼氏?友達?曖昧だなあ…僕がこんなに好きだ好きだって言ってきてるのに菜々美ちゃんも酷すぎる』
『あたしあなたと友達になりたいとか言った覚え等ないと思います』
疲れてきた…
いい加減質問攻め嫌な感じ…
『嫌な顔すんなよ、腹が減ってイライラする』
店員はヘルメットをとりバイクから降りて菜々美の手を取りコンビニへ歩き始めた。
『あの人はあたしにはもったいないくらいの高嶺の華なんです!
だからあたしはあなたを好きにはなれません』
『聞き違い?』
店員が振り向き菜々美を抱きしめた。
『こんな場所でラブシーンですか?』
菜々美は店員への抵抗よりもラブシーンだととがめる声に鼓動が高鳴った。
結城さんの声…―――
車から降りて真っ直ぐにこちらに向かってくる結城は仕事終わりのまま来たようで革靴にネクタイ・スーツ姿だ。
『いい加減俺も疲れているので今夜はお引き取り願いたいものです』
そういう結城は疲労がみえる表情をしていた。
『菜々美、いい加減俺も妬けてきます』
離れるんだと言わんばかりに結城は店員と菜々美を離し自らの胸へと菜々美を引き寄せた。
ネクタイとワイシャツの感触に少しだけ結城さんの香り…
バイクの音に負けじと店員は前を見ながら声をはりあげる。
『バイクの音が大きくてよくわからない』
誤魔化すにはちょうどいい理由にはなるが本当にバイクの音がうるさく聞こえづらいのだ。
『ちぇっ…』
店員は結城の車をまく為に先ほどよりもスピードを出した。
結城の車が信号で止まったのを確認した店員は少し走り車が見えなくなったところで、コンビニへ向かいスピードをおとし止まった。
『聞かせてくんない?あの男菜々美ちゃんの何なの?』
『理想より上をいく男性です』
あたしにはもったいないくらい…
『菜々美ちゃんにもったいないくらいの、彼氏?友達?曖昧だなあ…僕がこんなに好きだ好きだって言ってきてるのに菜々美ちゃんも酷すぎる』
『あたしあなたと友達になりたいとか言った覚え等ないと思います』
疲れてきた…
いい加減質問攻め嫌な感じ…
『嫌な顔すんなよ、腹が減ってイライラする』
店員はヘルメットをとりバイクから降りて菜々美の手を取りコンビニへ歩き始めた。
『あの人はあたしにはもったいないくらいの高嶺の華なんです!
だからあたしはあなたを好きにはなれません』
『聞き違い?』
店員が振り向き菜々美を抱きしめた。
『こんな場所でラブシーンですか?』
菜々美は店員への抵抗よりもラブシーンだととがめる声に鼓動が高鳴った。
結城さんの声…―――
車から降りて真っ直ぐにこちらに向かってくる結城は仕事終わりのまま来たようで革靴にネクタイ・スーツ姿だ。
『いい加減俺も疲れているので今夜はお引き取り願いたいものです』
そういう結城は疲労がみえる表情をしていた。
『菜々美、いい加減俺も妬けてきます』
離れるんだと言わんばかりに結城は店員と菜々美を離し自らの胸へと菜々美を引き寄せた。
ネクタイとワイシャツの感触に少しだけ結城さんの香り…