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《愛撫の先に…②》
第3章 菜々美は菜々美の未来を…!
『未来の事なんてわからない…だから後悔なんて事もわからない…』
『つまんないとこで意地はってさぁ、あたし菜々美の弱いとこ見ても誰にも言わないよ?結城さん菜々美のそういうとこ何も言わない?』
『今の君は可愛くなさすぎるって…でもっ、あたしは結城さんみたいに大人で落ちついた人の対応なんて慣れてないからっ』
『対応?つき合ってたのに対応って変よ』
『だって元々結城さんとは占いの予言で出会ったし、つき合ってたのも成り行きっていうか…予言なんてなければあたしには結城さんみたいな人縁のない高嶺の人だから…身の程をわきまえなさいっていうお達し?あはは』
あたし言いながら傷ついてる?
『付き合った高瀬がろくでもないから菜々美は自分を大切にしようとしないんだね。高瀬に散々な目に合わされたんだから、菜々美は菜々美ひとりしかいないんだから自分を大切にしなきゃ、結城さんなら大切にしてくれたの忘れちゃった?』
『忘れてなんかない』
『結城さんが誰と付き合ってたかは知らないけど今つきあってたのは菜々美なんだから』
陽子は間違えて以前住んでいた茶色のマンションヘ彼女を送ってしまい、今住んでいる白い家へと車を走らせ途中にはスイートタイムがある道を通らなければいけない。
口にはしないが2人共にスイートタイム近くになると緊張しているのか会話が途切れた。
結城が宿泊客から手荷物とキャリーバッグを受け取り館内へ宿泊客を案内しているところだ。
結城さんなんだか疲れてる気がする?
白い家にはスイートタイムからわずか数分でつき陽子が納得した。
『間違えて前のマンションに行ったから遠回りになったけどこの家ってアサヒコーポレーションとスイートタイムの間にあるんじゃない?結城さんってスイートタイムに住んでたじゃない、この家って菜々美の為にあるようなもんでしょ』
陽子は結城が菜々美を近くにおいておきたい気持ちからだとうなずいた。
『結城さんと菜々美の家なんだから彼を追い出しちゃだめよ』
陽子は結城が菜々美を大切にしていると分かり安堵し笑った。
『翔子なんか所詮人妻、菜々美がんばっ!』
陽子…
陽子みたいな強さがほしい…
菜々美は見えなくなるまで車を見ていた。
『つまんないとこで意地はってさぁ、あたし菜々美の弱いとこ見ても誰にも言わないよ?結城さん菜々美のそういうとこ何も言わない?』
『今の君は可愛くなさすぎるって…でもっ、あたしは結城さんみたいに大人で落ちついた人の対応なんて慣れてないからっ』
『対応?つき合ってたのに対応って変よ』
『だって元々結城さんとは占いの予言で出会ったし、つき合ってたのも成り行きっていうか…予言なんてなければあたしには結城さんみたいな人縁のない高嶺の人だから…身の程をわきまえなさいっていうお達し?あはは』
あたし言いながら傷ついてる?
『付き合った高瀬がろくでもないから菜々美は自分を大切にしようとしないんだね。高瀬に散々な目に合わされたんだから、菜々美は菜々美ひとりしかいないんだから自分を大切にしなきゃ、結城さんなら大切にしてくれたの忘れちゃった?』
『忘れてなんかない』
『結城さんが誰と付き合ってたかは知らないけど今つきあってたのは菜々美なんだから』
陽子は間違えて以前住んでいた茶色のマンションヘ彼女を送ってしまい、今住んでいる白い家へと車を走らせ途中にはスイートタイムがある道を通らなければいけない。
口にはしないが2人共にスイートタイム近くになると緊張しているのか会話が途切れた。
結城が宿泊客から手荷物とキャリーバッグを受け取り館内へ宿泊客を案内しているところだ。
結城さんなんだか疲れてる気がする?
白い家にはスイートタイムからわずか数分でつき陽子が納得した。
『間違えて前のマンションに行ったから遠回りになったけどこの家ってアサヒコーポレーションとスイートタイムの間にあるんじゃない?結城さんってスイートタイムに住んでたじゃない、この家って菜々美の為にあるようなもんでしょ』
陽子は結城が菜々美を近くにおいておきたい気持ちからだとうなずいた。
『結城さんと菜々美の家なんだから彼を追い出しちゃだめよ』
陽子は結城が菜々美を大切にしていると分かり安堵し笑った。
『翔子なんか所詮人妻、菜々美がんばっ!』
陽子…
陽子みたいな強さがほしい…
菜々美は見えなくなるまで車を見ていた。