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《愛撫の先に…②》
第3章 菜々美は菜々美の未来を…!
物思いにふけり溜息と同時に熱かったスープはほどよく飲み頃になっていた。
パスタはやはりカルボナーラだからか混ぜにくくなってしまっていた。

あたしったら考え事しててカルボナーラがだいなし、それもこれも誰かさんのせいっ!

だいたいひとりの時にはレンチンで手間なしのご飯がいい。
いつかみた雑誌のアンケート記事って家事が女の人の仕事って決めつけてない?
レンジでチンするだけで美味しいおかずがたくさんスーパーやコンビニに売っているもん。
時にはテイクアウトだって利用したいもの。
こんなあたしみたいな独身を奥さんに厳しいおじさん達はNGと決めつけるのかしら?

ギリギリまで寝て朝ご飯はスープだけでもいいと思っているのもNG?

「おはようございます、菜々美さん」(回想)
不意に以前結城が朝食を運んで匂いと挨拶で菜々美を起こしていた事を思い出してしまい彼の事を思い出すまいと食事を始めるもまたもや思い出してしまう事に首を振りスープを半分飲んでむせてしまう。

『もうっ、だいたい結城さんは悪いとこなんてみつからないのよっ』

サラダをレジ袋から出し皿に盛りマヨネーズを回しかけレタスをほおばり口についたマヨネーズを指でとり舐める。

『結城さんだったらティッシュで拭いてくれて、子供のようだってあたしを笑うの』

何をしていても菜々美は結城との回想に結びつけ冷めたカルボナーラも味わう事なく食事を終わらせコーヒーを飲もうとするがメールがきた為にスマホを手にする。

【牧場プリンなんだって6個入りを?男ひとりだからやっと食べきったところです】
結城からであった。

牧場プリンーーー忘れたいのに思い出すような事言わないで。
初めて食べたあの時あたしが好きそうだからと結城さんは2つ食べれば充分だと後は君にあげるとおもしろそうな顔をしていたのよね。
だけどそのプリンが翔子さんからのお土産だと知ってあたしは悔しかった!!

結城さんにとって翔子さんは何?

不意に翔子の親友とホテルに入る場面を相沢が見たと腹をたてたセリフさえも思い出す。

あ〜もう嫉妬する!
結城さんは予言をやめたんじゃなかったの?

つらい!
もっとほどほどに嫉妬しない誰かを探さなくちゃあたし悩み過ぎてどうにかなりそう!

菜々美は陽子に電話をし新しい誰かを紹介してほしいと頼んでいた。

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