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《愛撫の先に…②》
第3章 菜々美は菜々美の未来を…!
陽子とのメールに結城も菜々美はたまごホリックの彼以外に次から次へと男を変える器用さは持ち合わせていないと思っていた。
二股三股も出来る程彼女は図太く無い、無理のあるつき合いはやがて菜々美が駄目になるとも予測した。
だが何故そう思うならば止めてやらないのかといえば彼女の心が突き詰めれば突き詰める程逃げていくだろうと思え冷静になる時間を与えるのが策だと先ほどのメールで感じたという。

そしてまた結城自身嫉妬で相手に危害を与えかねない、それを恐れていると陽子に白状して器用でない菜々美の性格上いずれ気づく時がくるだろうと言った。

そんな結城の姿勢に内心ジレンマもあったが突き詰める程菜々美は逃げるという事に陽子も同じだとうなずいた。


結城と陽子の意見等知る由もない菜々美。


そして菜々美はマッシュルーム男との時間を作り夕方約束をし喫茶店やファーストフード店で2度会い2度共に彼の母親が迎えに来て彼はお坊ちゃま育ちなのかとつき合い方に母親は邪魔だと感じた。
スーツを1度着て来ていたが『なおしてあげたのにこの子は』と母親にネクタイをなおされている様子に嫌気がさし、彼がお坊ちゃま育ちとしてもスーツを着こなしていないと思うのだ。
彼にときめかないのはスーツを着こなしていないのもあるのだろう。

ある時はオペレーターの仕事の充実さを語るもストレスも感じる日々もあると彼の話は菜々美を退屈させたが、彼は話に夢中で気がついてなくコーヒーをこぼしスーツを汚して『ママがクリーニングに出すから』とスーツの汚れは気にせずにテーブルの方を拭いている様子に苛立ちがあった。

テーブルを拭くのはいい事だけど自分の身なりもきちんとしてほしい、結城さんなら汚れ目に濡らしたハンカチを当て染みを取りスーツを脱ぐと思うわ。
結城さんならだいたいコーヒーなんかこぼしたりなんかしない。
……あたしは何で今更結城さんの事を?

マッシュルーム男が乗った車を見送り彼女は夜の街を歩いていた。
仕事帰りのサラリーマンが多く時々着こなしていると思うスーツ男性を振り返り結城を思い出し何故思い出すのかと首をふる。

結城さんと比べてる?

ある時、マッシュルーム男がセーターとジーンズを着ていると童顔のせいか幼く感じ結城さんならシャツにジーンズだけであれ色気を感じた事を思い出させ菜々美は困惑した。

何故結城さんを思い出すの?
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