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《愛撫の先に…②》
第4章 あたしには予言は視えない!!
最悪な休み!
勝手に上がってキャミまでとっていくなんて!
結城さんの時は下着を手にされても恥ずかしいだけで腹はたたなかったような?

あの時あたしバニーガール衣装でフラフラ歩いてて太った男達に取られたブラを取り返してくれたのが結城さんでさり気なくスーツの内ポケット入れた記憶、結城さんには下着を持つイヤラシさという表情はなかった気がしてる。
あの時の結城さんは2人がかりでくる男達を負かす事に集中していてかっこ良かった。

だけど今は好きになれない人にキャミを取られ嫌で嫌でたまらない!

奈々美は玄関を飛び出しバイクにまたがる店員が持つ手からキャミをひったくるようにして奪い返しハアハアと荒い息をする。

『何すんだ?人のもん勝手にっ』
店員は彼女の方を振り向いたがメット越しだから表情がわからない。

『人の物とか言ってるけどあたしのキャミですっ!あなたって最低っ!』

『随分威勢がいいけどムカついてるからあんたに何するかわかんないよ?』

『あたしはあなたとつき合う気もありません!抱きたいとかセックスとか言わないでください!』

セックスとか叫ぶ奈々美は国道を歩く人々に興味深くヒソヒソと囁かれ笑われる。

恥ずかしい!
だけどこの人には今恥ずかしい言葉を叫んでもNOという意思表示をしなきゃいけない気がしてる。

『セックスせずに暮らせるかよ?男と女しかいない国でセックスなしで我慢出来んのか?そのうちあんたおひとりさまとか言ってけど独身ババアになってザマアミロって今そんな態度を後悔しても知らねえ』
店員はメットを取り乱暴にバイクのヘッドライトにかけて怒鳴る。

『あなたに抱かれるよりおひとりさまがいい!独身ババアでも構わない!』

奈々美はおひとりさま・独身ババアと言葉にして独身ババアというフレーズに1人きりで歳をとる寂しい未来がリアルによぎり言葉が止まる。

独身ババア…
1人きり?

おひとりさまは聞こえはかわいい感じがしてなんとも思わなかったけど1人きりなんだよね?

おひとりさまでも独身ババアにはなりそうでもこの人だけには抱かれたくない!

『奈々美ちゃん奈々美ちゃんと愛想よく声をかけていたのがバカみたいだ、後悔するぜ』
雨がひどくなり始め2人はびしょ濡れになりかけていた。

彼はたまごホリックの店もありデリバリーに時間をかけている暇はなく爆音さながら走り去る。
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