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《愛撫の先に…②》
第5章 占いのままに
結城聡に会いに行く事に考えがめぐったが一度合っただけの人への訪問は奈々美をためらわせ睡眠の邪魔をし何度も寝返りを打った。
しかも襲われた時の布団は処分したので真新しい枕に慣れていないせいも寝返りの原因だ。
アサヒコーポレーションの仕事場でもあくびを我慢し仕事に集中できないでいた。
だからこそ陽子にランチ後に問いただされる訳になるのだ。
公園のベンチで奈々美は打ち明けようか迷ってしまう、なぜならば結城聡は結城啓輔と同じ体質のようで迷う未来を占いに託すという考えは幼いと笑われるかもしれないという理由からでもある。
『寝不足なだけ、じゃないみたいね?………言いたくないなら言わなくてもいいけど?』
陽子は奈々美の顔を覗き込んだ。
『突き放さないで…陽子は何もかも自信にあふれてて羨ましい…』
彼女はため息をついた。
『突き放してなんかいないわ、ランチ食べながらため息ばかりつくから心配してるのに、聞きづてなんないわあたしが自信ありげだなんて高飛車な女に聞こえるわ』
陽子はベンチに手を付き空を見上げ息をはいた。
『高飛車な女なんで思ってない、ただあたしが陽子だったらどんなに楽な人生かと思っちゃうだけ…ふぅ…』
奈々美は陽子を眺めてしまう。
『あたしは自信にあふれた人でもない普通の女よ』
『遥斗くんがいて結婚の二文字が当たり前のよう、未来を占いで占うくらい迷うあたしの気持ちわかるわけ……ごめん、陽子悪くないのに八つ当たりだわ…』
『占いっ!?…未来を占い?仕事運はともかく菜々美には何度も言うけど結城啓輔という彼がいるというのに何が不服な話?遥斗がいないなら…あたしが彼氏なしなら結城啓輔の彼女に立候補したいくらいよ』
この子は本当に頑固者だわ、という意味合いに彼女は両手を上げひらひらさせてお手上げだという気持ちを表した。
『結城さんには翔子さんがいてあたしには入る隙間なんか…』
『…親友でも怒るよ?』
彼女はスッと立ち上がり歩きだした。
『陽子っ…あたしは』
彼女も立ち、歩きだしたがメーセージ着信からその場にとどまった。
【お客様注文の品物が出来上がっております、いつでもご来店くださいませ。ドリーム・ムーン】
ドリーム・ムーン?
知らない…
いたずらメールねっ
メッセージに菜々美は心当たりがなく無視し彼女は陽子を追って走ってく。
しかも襲われた時の布団は処分したので真新しい枕に慣れていないせいも寝返りの原因だ。
アサヒコーポレーションの仕事場でもあくびを我慢し仕事に集中できないでいた。
だからこそ陽子にランチ後に問いただされる訳になるのだ。
公園のベンチで奈々美は打ち明けようか迷ってしまう、なぜならば結城聡は結城啓輔と同じ体質のようで迷う未来を占いに託すという考えは幼いと笑われるかもしれないという理由からでもある。
『寝不足なだけ、じゃないみたいね?………言いたくないなら言わなくてもいいけど?』
陽子は奈々美の顔を覗き込んだ。
『突き放さないで…陽子は何もかも自信にあふれてて羨ましい…』
彼女はため息をついた。
『突き放してなんかいないわ、ランチ食べながらため息ばかりつくから心配してるのに、聞きづてなんないわあたしが自信ありげだなんて高飛車な女に聞こえるわ』
陽子はベンチに手を付き空を見上げ息をはいた。
『高飛車な女なんで思ってない、ただあたしが陽子だったらどんなに楽な人生かと思っちゃうだけ…ふぅ…』
奈々美は陽子を眺めてしまう。
『あたしは自信にあふれた人でもない普通の女よ』
『遥斗くんがいて結婚の二文字が当たり前のよう、未来を占いで占うくらい迷うあたしの気持ちわかるわけ……ごめん、陽子悪くないのに八つ当たりだわ…』
『占いっ!?…未来を占い?仕事運はともかく菜々美には何度も言うけど結城啓輔という彼がいるというのに何が不服な話?遥斗がいないなら…あたしが彼氏なしなら結城啓輔の彼女に立候補したいくらいよ』
この子は本当に頑固者だわ、という意味合いに彼女は両手を上げひらひらさせてお手上げだという気持ちを表した。
『結城さんには翔子さんがいてあたしには入る隙間なんか…』
『…親友でも怒るよ?』
彼女はスッと立ち上がり歩きだした。
『陽子っ…あたしは』
彼女も立ち、歩きだしたがメーセージ着信からその場にとどまった。
【お客様注文の品物が出来上がっております、いつでもご来店くださいませ。ドリーム・ムーン】
ドリーム・ムーン?
知らない…
いたずらメールねっ
メッセージに菜々美は心当たりがなく無視し彼女は陽子を追って走ってく。