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《愛撫の先に…②》
第5章 占いのままに
ランチ後の陽子との会話を菜々美は仕事中も考えパソコンを打つ手がとまり度々課長に怒られてしまう。

『困るね江崎、居眠りしながらではミスだらけの企画書にでもなりかねない』
課長からそう怒られ、
取引先へ出向くよう言われそのまま帰宅していいと言われた菜々美。

アサヒコーポレーションからタクシーで取引先に向かい課長からの用件を終え歩いてバス停へと向きう中で不動産会社の横を通り過ぎもう一度戻り、
窓一面に貼ってある部屋の詳細に眼を留め中でいくつかプリントアウトしてもらい嬉しそうに封筒に入れたそれらを手に歩き始めた。

『菜々美っ?』

そう微かに向こう反対側で信号待ちの車から聞こえてきたが菜々美は気づかないままバス停へと走ってく。
その声が誰なのか彼女が考えるより車の行き交う音や歩行者の忙しない靴の音で声はかき消されてしまったかのよう。

普段より2時間も早く帰宅した菜々美は不動産会社の物件を見やり棚に置き洗濯物を取り込んだ後眠ってしまい起きた夜入浴後荷造りの続きに取り掛かる。

昼間会話した陽子の言葉が思い出され彼女はため息、そしてまた物思い。

『遥斗くんがいるともう幸せな未来が待っていると思うじゃない、もし遥斗くんじゃなくても陽子なら誰とでも打ちとけるし恋愛もうまくやれると思うの』

陽子なら誰とでも明るい未来が作れると思えるの、だけどあたしは、、、
マザコンの男の人、だったり乱暴目的だったり恋愛なんで長続きしてない気がするの、、、
新しい彼氏探しとか言ってもだからかの尻ごみしちゃうの…
占い?そう陽子は驚いた声で聞き返したけどあたしにはもう占いでこの人だという〇印を貰わないと恋に一歩踏み出せない気がするの…

親友でも怒るよとか言われても、あたしなら結城さんに立候補したいとか言われても、あたしの気持ちなんかわかってはもらえない…

結城さんには翔子さんがいるのよ陽子、あたたかい眼差しと仲良さそうな呼び方はニックネームとかもう勝ち目はないじゃない…

あたしはこの家から出るほうが苦しくなくていい…
荷造りでき次第今すぐにでも離れなきゃ、

だからあたしの未来は占いで決めてもらいたいの…

占いで!
どんな結果でも従っていこう…

着信メッセージのドリーム・ムーンから来るがまたもや彼女はいたずらメールだと無視し荷造りへと没頭した。

明後日から週末の三連休となる。

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