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《愛撫の先に…②》
第5章 占いのままに
似ているといっても聡の髪は真っすぐでどこかの公務員を思わせるほどサイドも襟足も短く髪をかきあげれば指の間から毛先が見えるくらいだろうかメガネは細いフレームでセーターとチノパンにスニーカーという服装に休みの家庭的なラフさがある。

奈々美はというと白いワンピースに同色の低めのヒールで髪はおろしたまま、大胆な提案に対して和ませるように選んだ清楚な雰囲気だ。

お互いを見やりお互いに考えていた。

聡は弟啓輔の彼女だという事からこの提案を穏やかなものにしたいと。
そしてまた妻子持ちだから妻に対して裏切れない気持ち。

奈々美は頼めるのは聡しかいないという必死さからこの提案を実行し導き出してもらえる未来を占ってほしいという気持ち。

彼を作ろうとする努力からマザコン男というおかしなやつに引っかかり自信すらなくし他人の占いにすがろうというのだ。

聡は奈々美を見て清楚な雰囲気といきなりキスという提案への思考に疑問を感じ首をかしげた。

『僕は妻も子供も裏切れない、そして啓輔も裏切れない、あなたの提案には応えられない』
聡は首を振った。

『奥さんに子供さん、、、そうよね、ごめんなさい』
奈々美は今更ながらに申し訳なくうつむいた。

『何もキスなどしなくても手を握るだけでも僕は未来がわかる、それでもいいなら、だけど未来がわかったら虚しくないかい?』

『あたしの未来を占ってほしいのです、どう結論を出せばいいのかわからない』
奈々美は必死だ。

『手をつなごう』

『お願いします』

『だけどあなたは啓輔と一緒に寝ていないのかい?弟も僕と同じ体質だから彼にこそ占ってもらうといいのにトラブルでも?』
聡は仲良くしろといわんばかりに手をギュッと握った。、

あたしの未来は誰に向いているの?

結城さんと寝ていないのかいだなんてそんな質問、、、答えられるわけない。
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