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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
この人の考えには吐き気がする…
自分勝手な欲を満たす為中出しする等してはならない、それが受精し妊娠に繋がる事をたまごホリック男はわかってはいない腹ただしさ、苛立ち。
妊娠、それが女の人の人生を左右する。
好きな人の子供であれば嬉しく愛おしくお腹を撫でるだろう、この子を守ろうと思うであろう。
やりたい仕事すら大きなお腹をしていれば諦めざるをえない、または中断せざるしかない。
レイプでの授かりは…みたくもないだろう。
あたしは未来を見つめないで生きていくの?…
好きな人とも巡りあえないでこの人の側に居るだけ?
そんなの悪夢過ぎる…
バタン、カチッ。
カサカサカサという音と共に地面を走る革靴の音。
涙目の奈々美はそれを妊娠妊娠という嫌な負のループの考えにより見てはいなかった。
両肩を勢いよく掴まれた事にビックリする奈々美がまばたきをする、その人物からかすかにシトラスの香りがした。
数ヶ月暮らしていた事でその香りが結城だとわかる。
結城さん…
車を見ていたのにあたし考え事を…
肩に力を入れ頭上に引っ張られると繋がっていた箇所が離れ、アソコからベトベトした白いドロドロが垂れ落ちていく。
『てめぇっ!何すんだ!』
たまごホリック男は結城を睨んだ。
『………』
フィッそんな表現が合うかのように結城はたまごホリックを見やり無言で男から顔をそらし彼女の傍らにひざまずき、肘にかけていたタオルで奈々美の髪から顔・肩へと拭いてやる。
結城さん…
結城さん…
…ありがとう………
拭かれた顔からまた涙が溢れ頬をつたう。
『君はまたレイプされたのか…』
結城はそう言い胸へとタオルをあてがい赤くなったり噛み跡へはソッと拭き取るという仕草をみせた。
はぅ…
痛い…
優しく触れただけなのに顔をしかめる彼女に結城はたまごホリック男をジロリと睨んだ。
『こんなに、こんなに赤くなるまで何をしたっ!?………何をしたのです?』
結城が怒鳴りつつ、平静を保とうと間をおいて静かに言い直した。
お客様相手の職柄いきなり怒鳴るのは、等と考えたのだろうか。
『何をしたかってあんたさセックス知らねぇの?』
眉間にしわをよせた、気にいらないのだ。
『………セックスくらい知っています』
結城は淡々と答えた。
『だったらそういう質問なんかすんなよ、アホらしっ』
つばでも吐きそうだ。
自分勝手な欲を満たす為中出しする等してはならない、それが受精し妊娠に繋がる事をたまごホリック男はわかってはいない腹ただしさ、苛立ち。
妊娠、それが女の人の人生を左右する。
好きな人の子供であれば嬉しく愛おしくお腹を撫でるだろう、この子を守ろうと思うであろう。
やりたい仕事すら大きなお腹をしていれば諦めざるをえない、または中断せざるしかない。
レイプでの授かりは…みたくもないだろう。
あたしは未来を見つめないで生きていくの?…
好きな人とも巡りあえないでこの人の側に居るだけ?
そんなの悪夢過ぎる…
バタン、カチッ。
カサカサカサという音と共に地面を走る革靴の音。
涙目の奈々美はそれを妊娠妊娠という嫌な負のループの考えにより見てはいなかった。
両肩を勢いよく掴まれた事にビックリする奈々美がまばたきをする、その人物からかすかにシトラスの香りがした。
数ヶ月暮らしていた事でその香りが結城だとわかる。
結城さん…
車を見ていたのにあたし考え事を…
肩に力を入れ頭上に引っ張られると繋がっていた箇所が離れ、アソコからベトベトした白いドロドロが垂れ落ちていく。
『てめぇっ!何すんだ!』
たまごホリック男は結城を睨んだ。
『………』
フィッそんな表現が合うかのように結城はたまごホリックを見やり無言で男から顔をそらし彼女の傍らにひざまずき、肘にかけていたタオルで奈々美の髪から顔・肩へと拭いてやる。
結城さん…
結城さん…
…ありがとう………
拭かれた顔からまた涙が溢れ頬をつたう。
『君はまたレイプされたのか…』
結城はそう言い胸へとタオルをあてがい赤くなったり噛み跡へはソッと拭き取るという仕草をみせた。
はぅ…
痛い…
優しく触れただけなのに顔をしかめる彼女に結城はたまごホリック男をジロリと睨んだ。
『こんなに、こんなに赤くなるまで何をしたっ!?………何をしたのです?』
結城が怒鳴りつつ、平静を保とうと間をおいて静かに言い直した。
お客様相手の職柄いきなり怒鳴るのは、等と考えたのだろうか。
『何をしたかってあんたさセックス知らねぇの?』
眉間にしわをよせた、気にいらないのだ。
『………セックスくらい知っています』
結城は淡々と答えた。
『だったらそういう質問なんかすんなよ、アホらしっ』
つばでも吐きそうだ。