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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『噛まれた歯型や掴まれた手の跡が奈々美の胸に残されているからです、なんて自分勝手な…』
結城は言い放ち哀しみと苛立ちで黙り込み胸の谷間へとタオルをあてがう。

『拭き取るんじゃねぇよ、舐めて可愛がってやった跡をよ』
たまごホリック男は立ちあがったがベニスからまだ滴り落ちる楽しみの後が、その白いベトベトを抜かずに下着へと押し込み身なりを整える。
という事は彼女を丸裸にしても自分はズボンを下ろしただけだったのだ。

『舐めて可愛がった…?……奈々美…君のやりたい事はこんな事ですか?』
あの男の口元をジッと観察し奈々美をみた結城は口に入れられた布をとってやりそれが服だと気づき顔をしかめた。

やっと呼気が楽に出来るようになった奈々美は安堵の表情を浮かべ首を振った。

『…目的が終わったから帰ろうと…あたしは…突然こんな事…』
考えがまとまらない彼女レイプと結城の質問に動揺している。

『……探したよ、フロントには夜までには帰ると言ってある』
だからという感じで結城は彼女のウエストから下腹部へとタオルをあてがう、汚れた表面を2つ折りにしクリトリスあたりを拭き取る。

『……いいよ、またセックスしたらいいんだからさ、あんたのいない夜に、今奈々美の身体に中出ししてやったっ!妊娠してたらラッキーっていうか〜』
たまごホリック男は一歩歩き出した。

『…中出し?妊娠…?………それが女性にとってどんなリスクがあるかわかっていますか?』
結城は眉間をピクピクさせタオルを握りしめる。

『…知らねぇ〜よ、女は楽しみだろ』
受け答えは鬱陶しいといわんばかりだ。

『………』
奈々美の手首の結び目をほどいてやり太ももから足の先まで拭いて彼女を立たせ背中等も拭いていく。

『車に積んで来て良かったのかもしれない、奈々美これを着なさい』
結城は側に置いたハンガーを手にし彼女に差し出す。

それはムーンドリームというブランドの淡いブルーのドレスだった。
カサカサというあの音は肩にかけて走る彼の動きにあわせたドレスをおおうビニール、そうそれは結城の特注という証なのだ。

『…これは…?誰の…』
戸惑いながら受け取る。

『…ムーンドリーム、店員が君のところに電話…したらしいけど…』
君はでなかったらしいね、とでも言いたげな語尾で多少イライラしていたのか。

『…ごめんなさい…』
あの時の電話……

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