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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『行かせない彼女の側には、だって〜、笑える〜キザ野郎っ』
たまごホリック男は完全に結城をバカにするような口ぶりで歯をむき出しにして笑う。

たまごホリック男はTシャツにパーカー、ダメージ加工のジーンズにスニーカー。
結城は上質のスーツ、ワイシャツにネクタイ、革靴。
服装からでもパーカーにジーンズの方が強そうなイメージでスーツに革靴という感じからケンカしなさそうなイメージがある。
たまごホリック男がバカにして笑うのはあんたはケンカなんか出来ねぇ等そういうとこだろうか。

『中年おっさん早く帰んな』
たまごホリック男が踏んでいたレースを拾いひらひらさせ手を離すと地面に落ちてく。

『俺はまだ28だけど…中年呼ばわりされるほどぜい肉はついてはいない』
結城は筋トレをしていて無駄なぜい肉等ついてはいない。

一方たまごホリック男の方はつまめるほどではあるがぜい肉を蓄えているので結城の答えに舌打ちをする。

『30手前は立派なおっさんなんだよ、引っ込んでな』
てめぇとケンカする時間等もったいねぇといわんばかりに後ろに下がり大回りして奈々美の方に近づこうとする。

『…!?』
奈々美は怯んで後ろに下がる。
彼女はまだ上着を握りしめ破れたままのドレスのまま、下腹部まで丸見えなのだ。

『………』
結城が素早くパーカーの裾を掴んだ、慌てるたまごホリック男はよろける弾みで奈々美へと近づいていた。

『着ろって言われたのにまだ破れたままのドレスでアソコとアソコ丸見え…ってかもう味わったんだっけ、もう1回する?破れたドレスってそそるわぁ〜』
手を伸ばせばすぐに破いて丸裸にさせてやる、というようにヒヒヒと笑って掴んだスカート部分を引っ張る。

ビリビリビリと裂かれる内でひらひらといくつものレースが舞い落ちる、彼女はもう少しで再び丸裸なのだ。

『ドレスが…』
地面に落ちた花びらとでもいうべきか花びらなら綺麗ではあるがドレスなので無惨としかいえない。

『ドレスはまた買えばいい話です、君は裸になりたいのか?…車に乗っていなさい』
ポケットから鍵を出し彼女へと放る結城。

『あたしの身体…シートが汚れてしまう…』
鍵を拾い返そうとする。

『気になるならタオルを敷いて座っていなさい』
結城は多少イライラして語尾が早口になる。

奈々美は背を向けるのが悪く2人をみながら後退りして離れていく。

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