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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
奈々美は2人を見ていた。

『…女を裸にして男は服を着ているのですね、それをそれをどう思います?』
結城は一度地面のドレスを見顔をしかめた。

『普通じゃん、犯してるって感じでさ、…つーかさ帰ろ、あんたの顔見てっとムカつくんだよ』
たまごホリック男は舌打ちした。

『…犯してるっていう感じ?女は、喜んでいましたか?泣いていましたか?』
結城は向こうの布地に目を凝らしそれが女の下着である事にこめかみにシワを寄せツカツカと歩み寄りそれを拾い後ろを振り返り下着を投げた。

それはコーヒーの染みでまだらになっていたが地面にすてられたままではいけないという事なのだ。

『喜んでんだろ、奈々美と帰っから』
たまごホリック男は結城の顔すら見ずに奈々美の方に歩き始めた。

『喜んで?…奈々美はあなたとこういう事がしたかったのかと聞くと首を横に振りました、行為中表情すらみないのですか?』
結城はネクタイを緩めた。

『表情?あんあん言ってりゃ感じてんだろ、バカか?おめ〜やっぱさセックス知らねぇんじゃん』
イライラしているのかもう話かけてくんなという感じで投げやり口調。

『あなたは嘘をついています、奈々美の泣きはらし充血した目…それが嬉しいという涙だと考えますか?』
結城は袖口のボタンをはずしてくが、視線はたまごホリックを見据えたまま。

『っっっ、だからさおめえと話す事もないし顔みると腹が立つんだよ、しつけぇな』
たまごホリックは結城を振り返り怒鳴った。

『図星だからですか?嫌がる奈々美を無理やり犯した事を………』
結城はたまごホリック男の方に近づく。

『ひとりじゃねぇ、もうひとりいたさ、犯したのはそいつ、いい事あるかと思って奈々美を捕まえたんじゃん、俺のせいじゃねぇ』
たまごホリックは結城へ怒鳴り返した。

『…2人がかりで?その男は…』
結城は辺りを見回した。

『ひとりいい思いをして逃げたに決まってんじゃん』
ヤケクソだった。

『奈々美は犯されたんですね……』
そこで何があったのかという地面の惨状を想像し結城は大きくため息をついた。

『そ〜そ、奈々美はあの逃げた男に犯されたんだよ、何か言うんならそいつ探しな』
たまごホリック男は髪をかきむしった、イライラしている。

『逃げた男はその場限りで軽い気持ちだったのでしょう、許せませんが逃げた男を今更追うつもりはありません』
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