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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『みていた番組内で話題に出ただけです、男ならそういう知識も頭に入れておいた方がいいということで…話をはぐらかさないでほしい』
結城が言う。
『…くだらねー、出来てるか出来てないかその女を好きなら父親になりゃいいんだからさっ』
くだらない、と言わんばかりに大げさにため息をつくたまごホリック。
『そういう問題ではありません、あなたは理解等していないっ』
結城もため息をつく。
『…気にいらねー男にバカにされるとさムカつくわ、つきあってらんねぇ』
たまごホリックは2人を避けるように大周りするように歩き去る間際奈々美の腕を掴んだ。
結城が奈々美を守るべく彼女の前に立っていたからこそのたまごホリックのやり口だろう。
『!?ヒャッ…離し…』
奈々美がたまごホリックから逃れようと彼の腕に手をかける。
『!?なん…、去り際に卑怯な…』
彼女の声に反応し結城が2人の方を振り向く。
『身を捩らせるとか上着の下は裸なんだから危ないよ〜奈々美ちゃん、他の男に誘惑されないようにそういうの我慢しなくちゃ』
樽かのようにたまごホリックは奈々美を肩に担いだ、彼女は手足をばたつかせている。
『連れ去るのですか?』
結城はたまごホリックにつかみかかろうと手をのばす、だがたまごホリックに身をかわされ宙をきる。
『…今から可愛がるんだから部外者は邪魔っ』
たまごホリックは口角をあげニヤリと笑いおかしくてたまらないとでもいうように目を細め、結城に背をむけた。
『やだ…もうやめて…』
抵抗するかのように奈々美がたまごホリックの体を叩く。
『奈々美やめなくちゃ、そういうのわがままだよ、いい加減怒るよ、彼氏っていうより父親なんだからさ、母親らしくしなきゃ』
たまごホリックは奈々美を抱えている手でギュッとつねった。
『…そういうひとりよがりな考えは吐き気すらもよおします、嫌がる彼女を持ち去ろうとするなどあなたは臆病な男だ』
結城は見下すように両手を腰に当てたまごホリックを見据えた、そうする事で相手へ威圧感を見せるかのように。
『…臆病?女を持ち帰った方が勝ちなんだよ』
威勢を見せつけようと早口でまくし立てるが臆病という言葉が気にいらず眉間にシワを寄せる。
『逃げるのですか?』
結城は目を細め見やる体勢を崩さない。
『帰るんだよ、奈々美連れて、明日には結婚式でも挙げるつもり』
たまごは笑う。
結城が言う。
『…くだらねー、出来てるか出来てないかその女を好きなら父親になりゃいいんだからさっ』
くだらない、と言わんばかりに大げさにため息をつくたまごホリック。
『そういう問題ではありません、あなたは理解等していないっ』
結城もため息をつく。
『…気にいらねー男にバカにされるとさムカつくわ、つきあってらんねぇ』
たまごホリックは2人を避けるように大周りするように歩き去る間際奈々美の腕を掴んだ。
結城が奈々美を守るべく彼女の前に立っていたからこそのたまごホリックのやり口だろう。
『!?ヒャッ…離し…』
奈々美がたまごホリックから逃れようと彼の腕に手をかける。
『!?なん…、去り際に卑怯な…』
彼女の声に反応し結城が2人の方を振り向く。
『身を捩らせるとか上着の下は裸なんだから危ないよ〜奈々美ちゃん、他の男に誘惑されないようにそういうの我慢しなくちゃ』
樽かのようにたまごホリックは奈々美を肩に担いだ、彼女は手足をばたつかせている。
『連れ去るのですか?』
結城はたまごホリックにつかみかかろうと手をのばす、だがたまごホリックに身をかわされ宙をきる。
『…今から可愛がるんだから部外者は邪魔っ』
たまごホリックは口角をあげニヤリと笑いおかしくてたまらないとでもいうように目を細め、結城に背をむけた。
『やだ…もうやめて…』
抵抗するかのように奈々美がたまごホリックの体を叩く。
『奈々美やめなくちゃ、そういうのわがままだよ、いい加減怒るよ、彼氏っていうより父親なんだからさ、母親らしくしなきゃ』
たまごホリックは奈々美を抱えている手でギュッとつねった。
『…そういうひとりよがりな考えは吐き気すらもよおします、嫌がる彼女を持ち去ろうとするなどあなたは臆病な男だ』
結城は見下すように両手を腰に当てたまごホリックを見据えた、そうする事で相手へ威圧感を見せるかのように。
『…臆病?女を持ち帰った方が勝ちなんだよ』
威勢を見せつけようと早口でまくし立てるが臆病という言葉が気にいらず眉間にシワを寄せる。
『逃げるのですか?』
結城は目を細め見やる体勢を崩さない。
『帰るんだよ、奈々美連れて、明日には結婚式でも挙げるつもり』
たまごは笑う。