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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『結婚式…それは奈々美が拒否すれば成立しない、あなたはそれで彼女を束縛するつもりですか?』
結城は一歩2人に近づいた。

『子供いんだろ』
たまごホリックは一歩後ろに下がる。

『先ほどの行為のことですか?妊娠しているかいないかわかるのはもう少し先の話、父親、子供…等と彼女を追い詰めない方がいい』
結城は一歩近づいた。

『…あんたが邪魔なんだよ!!』
だから無理やり結婚式等と、たまごホリックは言うのをやめ悔しそうに結城を睨む。

『あなたの店で食事をして以来今日で2度目、あの時はオーダーに言葉を交わしただけ、邪魔等と言われるほど俺は何もしていない』
結城は胸に手をあて、その手を下に下ろしながら喋るのは俺が何をした?というような素振りだ。

『店に食べに?覚えてねぇよ、奈々美といた女が金髪のイケメンがいるから諦めなとか言うからだろ、金髪ってあんただろ…邪魔っていう意味わかんねぇ?頭悪いの?』
たまごホリックは唾をペッとはいた。

『一度来られたお客様の顔と名前くらいサービスマンなら覚えておくべきです』
結城は地面の唾に嫌悪感をしめす顔つきでたまごホリックを見やる。

『兄貴から店を抜け出して何やってんだとかでクビを言われたんだからサービスマンならとか、あんた嫌味?』
たまごホリックは地面の小石を蹴った。

『小石にあたる等そういう事でいちいち腹をたてていたならサービスマン失格です』
結城は小石を拾いたまごホリックとは逆の方にコロコロと転がした。

『うぜぇ!失せなよ、あんたっ』
たまごホリックは結城に背をむけ歩きだした。

『逃げるのですか?』
結城はまた両手を腰にあて相手を見据えた。

『逃げるかよ、帰るんだよっ!』
たまごホリックは歩を止め怒鳴った。

『奈々美をおろしてひとりで帰るといい』
結城は相手を指さした。

『するかよ、そんな事っ』
たまごホリックはまた歩きだした。

『俺が邪魔なら俺をヤればいい、奈々美は離してあげてほしい』
意を決したようにまばたきすらせずに相手の動向を目で追う。

『あんたをヤる?殺人で捕まりたくねぇし話したくもねぇよ、お断りだね』
あははと笑うたまごホリック。

『奈々美を犯したように俺をヤればいい、出来ない?』
結城は着ているワイシャツを握りヒラヒラさせた。

『結城さんやめてっ!犯されるのはあたしだけでいい』
奈々美が叫ぶ。
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