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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『なんとでもほざけよ』
たまごホリックは結城がうっとうしいらしい。

『ほざけ?つまり何でも言っていい事ですね、ですが社会人として使う言葉は気をつけなければいけませんよ』
ウオーミングアップを続けている結城。

『言われなくても気をつけてらぁ、貴様よりは3つ上だから』
どうだといわんばかりのドヤ顔のたまご。

『31、歳のわりに…』
結城はドヤ顔のたまごホリックをジッと観てプッと吹き出した。
言動や態度等自分より年下だと思われたが3つも年上という事に驚いてしまう。

『まだまだ若い、兄貴よりは年下だ』
ぐるぐると回すネクタイをどう使おうか考えている様子だ。

『幼稚だな、そんな事ではたとえ父親になったとしても名ばかりの父親に過ぎない、苦労するのは目にみえています』
結城は相手がどう出るか観察している。

『親がいるしガキのめんどうくらいみてもらうし近くに住んでる兄貴は二児の父親だ、苦労なんかくそくらえだ』
たまごホリックは結城を上から下までみて首をふった、どこから攻撃していいか分からないのだろう。

『話にならない、もっとも俺も早く帰りたい、フロント業務を空けるわけにはいかない』
結城はため息をついた。

たまごホリックが足の向きを変えた。
結城が素早く移動し奈々美の前にくる。

たまごホリックは結城に隙がないことに隙だらけの奈々美をターゲットにしようとしている。

『ヤるなら俺をヤれと言っているだろうっ、自分より弱い人にはいばり散らすのか?』
両手を広げ奈々美への侵入を阻止している結城、破れた服の間から鍛え無駄なぜい肉等ない腹部とちらちら見える胸板がみえる、奈々美側ではなくたまごホリック側からになる。

『ちらつかせやがって、その腹にお見舞いしてやるっ』
鍛えた胸板さえ腹が立つらしいたまごはネクタイをムチがわりにブンブンと振り回し勢いをつけている。
振り回せばあたった時に痛いだろうという考えだ。

ブンッ、ネクタイが結城の腹部めがけて振り回された。
結城が手で受け止めネクタイを握る。

『その手を頭の後ろで組みな、今度は二重にしてやる、ヤッてほしんだろ』
たまごホリックはネクタイの片方を自分の方に引っぱる。

『それで奈々美に危害を与えないなら』
結城は一瞬目を閉じ目を開けた時、ひるまないと深呼吸をした。

『結城さんダメ、この人ガムテープを…』
奈々美が叫ぶ。
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