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《愛撫の先に…②》
第6章 この身を持って…
『痛ってぇなっ!足とか蹴るとか反則じゃねっ?』
奈々美と一緒に転がったのでたまごホリックはジーパンのファスナーと下着をおろし彼女へ下腹部を押しつけ出来るならもう一度挿入しようとしている。

『俺のいう事聞いていますか?手を結ばれた俺に負けると怖じ気づいて奈々美ばかりいたぶるのですか?』
結城は2人を見おろした。

『………何をっ、てめぇ勝手な事…ヤッてやらあ!』
結城の指摘された事がズバリ当たっていて先ほどのカッターを振り回してもビビらない相手だからこそ何をしても同じだと、だからこそバカにされたような気がしてたまごホリックは悔しく肩を震わせ歯ぎしりする。
もう一方の思いとして結城を心配している奈々美をもう一度あんあん喘がせてやろうというのが本心だろう。

ジーパンをあげファスナーをあげ立ち上がるたまごホリック。

パシン、パシン、パシン。
そんな軽めの音をたててたまごホリックは相手の胸板を拳で叩くが基礎もないので痛い程のパンチではないが、本人は力いっぱい叩いているらしい。

そんな相手を結城は肘を使いやすくさせる為身体を左右に動かし相手のパンチを防いだ、時にはしゃがみ相手のパンチを空振りさせるフットワークをみせる。

『しぶてぇっ!さっさとくたばれっ!てめぇ怪物かっ!』
はぁはぁと肩をゆらし息をととのえようとするが仕事をやめニート生活ゆえ思うように動けない。

『怪物とは褒め言葉でもありません、そんなゆるいパンチでは応えませんよ』
背中を丸める相手を見据え余裕のある結城。

『嫌味な怪物だ』
たまごホリックはショルダーバックから洗濯バサミをだし相手の乳首を挟んだ。

『!!…っ………』
結城は目を閉じ少し口元をゆがめたが落ち着こうとゆっくり息をはいた。

『あはぁ、これか?あんたの弱点っ!』
たまごホリックは洗濯バサミを勢いよく外しまた乳首へと挟んで離す事なくそれを捻ってく。

『……うぅ……』
結城はじわじわとくる痛みに苦痛の表情を浮かべ耐えていた。

『洗濯バサミなんて痛いに決まってる、ひどいわっ、今すぐとってあげる』
奈々美が2人に近づいた。

『とるなら奈々美ちゃん同じ事をしてやらぁ、それでもいいのかよっ!今夜もう一度あんあん言わせてくれりゃここで終わってもいんだぜ』
たまごホリックは奈々美に洗濯バサミを突きつけた。

『………』
奈々美は怖気づいた。


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