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《愛撫の先に…②》
第7章 迷い…想い…

結城が忘れた携帯の着信音が5分もすると切れ画面の翔子という文字も消え電話のアイコンに1という表示になる。
奈々美はテーブルの側に立ちつくしたままそれを見ていた。
翔子さん…いったい何の用なの?
何ヶ月前結城さんと同棲していた頃にもよく昼夜問わず話していた事…
着信チェックしていたわけじゃなくて「翔子」と呼ぶ時に自分自身がっかりする回数が増えたのを覚えていただけ…
ソファーでワインを飲みながら、または風呂上がり白のバスローブ姿でミネラルウォーターをコップ1杯飲んだところでの電話とか、スーツを脱ぎながらとか、色々なシーンから電話に出ている結城さんをあたしは観ていた…
相手へ笑う結城さんの顔に泣きたくなる程の嫉妬をどこに向けて良いのか分からなくて…
あたしは結城さんを心の中から閉め出した…!
現実、あの白い家に結城さんを帰らなくしたのはあたし…
『クシュ…』
奈々美はぶるっと震え肩にかけられた上着以外は上から下まで裸だという事を思い出し上着を見ると、
男達のネバネバの精液と彼女自身が出した体液らしき白だか半透明のものが点々とまんべんなくついている。
スーツの表側はもちろん上質のもので裏地も丁寧に縫われている、そんなスーツを汚してしまった事に彼女は生地を撫でごめんと呟いた。
着信がなりすぐに止んだ、どうやらメールらしかったが彼女は寒さから風呂を優先させバスルームに行きシャワーを浴び、お湯の温かさに目を閉じるが男達から受けた身体のあちこちから悲鳴をあげそうで顔をしかめた。
引っ張られた髪の毛、何度もキスをされ赤くなっている唇や首すじからふたつの胸のありとあらゆる箇所、そして下腹部、太ももまで点々と赤く時には歯型までついていたりで。
奈々美はそれを改めて見ると洗い始める。
噛まれた箇所は特にボディーソープも染みて痛さに顔を歪め涙が溢れる、シャワーなのか涙なのかわからない程に彼女は泣き普段よりも長めの風呂となった。
髪を乾かしバスローブを着るがここで暮らしていた頃に置いていた衣服は白い家に移動させている為に下着をつけてはいない事で落ちつかず胸や下腹部を気にしモジモジ。
唯一持って帰ったカバンを拾い土やホコリで汚れてしまったそれから携帯とサイフだけ出しカバンはごみ袋に入れごみ箱に入れる。
何故この旅行を計画したの…?
今のあたしに残ったのは携帯とサイフだけ………
奈々美はテーブルの側に立ちつくしたままそれを見ていた。
翔子さん…いったい何の用なの?
何ヶ月前結城さんと同棲していた頃にもよく昼夜問わず話していた事…
着信チェックしていたわけじゃなくて「翔子」と呼ぶ時に自分自身がっかりする回数が増えたのを覚えていただけ…
ソファーでワインを飲みながら、または風呂上がり白のバスローブ姿でミネラルウォーターをコップ1杯飲んだところでの電話とか、スーツを脱ぎながらとか、色々なシーンから電話に出ている結城さんをあたしは観ていた…
相手へ笑う結城さんの顔に泣きたくなる程の嫉妬をどこに向けて良いのか分からなくて…
あたしは結城さんを心の中から閉め出した…!
現実、あの白い家に結城さんを帰らなくしたのはあたし…
『クシュ…』
奈々美はぶるっと震え肩にかけられた上着以外は上から下まで裸だという事を思い出し上着を見ると、
男達のネバネバの精液と彼女自身が出した体液らしき白だか半透明のものが点々とまんべんなくついている。
スーツの表側はもちろん上質のもので裏地も丁寧に縫われている、そんなスーツを汚してしまった事に彼女は生地を撫でごめんと呟いた。
着信がなりすぐに止んだ、どうやらメールらしかったが彼女は寒さから風呂を優先させバスルームに行きシャワーを浴び、お湯の温かさに目を閉じるが男達から受けた身体のあちこちから悲鳴をあげそうで顔をしかめた。
引っ張られた髪の毛、何度もキスをされ赤くなっている唇や首すじからふたつの胸のありとあらゆる箇所、そして下腹部、太ももまで点々と赤く時には歯型までついていたりで。
奈々美はそれを改めて見ると洗い始める。
噛まれた箇所は特にボディーソープも染みて痛さに顔を歪め涙が溢れる、シャワーなのか涙なのかわからない程に彼女は泣き普段よりも長めの風呂となった。
髪を乾かしバスローブを着るがここで暮らしていた頃に置いていた衣服は白い家に移動させている為に下着をつけてはいない事で落ちつかず胸や下腹部を気にしモジモジ。
唯一持って帰ったカバンを拾い土やホコリで汚れてしまったそれから携帯とサイフだけ出しカバンはごみ袋に入れごみ箱に入れる。
何故この旅行を計画したの…?
今のあたしに残ったのは携帯とサイフだけ………

