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《愛撫の先に…②》
第7章 迷い…想い…
奈々美は携帯を手にしたが電池すら20%になっていてため息、陽子からのラインを開く。

【いい週末だった?あたしは相変わらず遥斗とデート、遥斗がいるから電話もショッピングも遠慮とかなしだからダブルデートしよ?誰かさんに奈々美が素直になってくれたらね】
猫がコーヒーカップに座り笑っているスタンプが添えられていた。

あたしが素直になったら?
素直……
ダブルデート…?
そんなの…

『愛してるとか聞いた後でも翔子さんからの着信にも気持今ちが崩れてくのにダブルデートなんてっ……』
彼女は椅子に座り携帯をギュッと握った。

恋なんてしなければ嫉妬する事も誰かを憎む事も羨ましがる事もなかったのに…
愛されてる陽子が羨ましい…
あたしは…旅行先でもレイプされこんな事になってる…

ラインは彼女がレイプされている最中に送られており既読した今20時50分無視するわけにはいかない、何よりも親友だから。

【ひとり旅つまんない…】
そう返すだけで精一杯の彼女、占いから最後のレイプシーンに至るまで泣きそうで、そして彼と過ごした陽子に話す事に水を差すような気がしたから。
では何故数ヶ月前レイプ後に陽子に泣いて話したのか?それは親友の陽子が目の前にいて奈々美を気づかってくれていたからになる。
電話口で延々泣きながら喋り相手の時間を削る事を彼女は避けたのだと思われた。

【だからひとり旅なんてつまんない、って言ったでしょ】
また明日という会社のパソコンを打つ真似のだるそうな猫のスタンプがつけてあった。

そう陽子から金曜日散々ひとり旅を勘ぐられ怪しまれ誰かさんと仲直りしろとか言われたっけ…
今となっては陽子のいう事を聞いておけば良かった…
会社…?
あの家に戻らなきゃ会社に着ていく服も下着すら何もない…
戻らなきゃ、でもバスローブ姿でタクシーを拾うの?
それは恥ずかしい…

彼女は自分のみなりを見下ろすがブラをしていない為に胸が左右に遊んでいるようでため息をつく。
何か着るものがないかとあたりを歩き回り結城のクローゼットで立ち止まり服に触れるがスーツ・ワイシャツ・ネクタイの他はスーツよりは少ないがジーパンにロンT、季節ごとに生地の厚みが違うラフなシャツもあった。
側の籠にいくつもたたまれた靴下にトランクス、紳士服売り場のようだ。

奈々美はロンTを手にしたがそれを着た結城が想像出来ないで笑う。
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