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《愛撫の先に…②》
第1章 あたし磨き

……
………
ピピピ‥

何?何か音がする。

結城が体を動かし、
菜々美もモゾモゾと結城にすり寄ろうとする。

何か鳴ってるけど気持ちよく寝てるんだからもう少し…
――!?
何か鳴ってる?
ってあたし昨夜携帯のアラーム5時10分にセットして――


豚汁・だし入りの卵焼き・野菜サラダ・ご飯、
仕上がり前に洗い物。

結城さんは何時に起きるのかしら?
寝てる結城さんって意外とまつ毛が長くて少しだけあいた口元が色っぽい…
『どうやって起こそう…
枕元で、あなた起きて?
きゃ〜恥ずかし…』
ドレッシングを持ちながら体をくの字に身もだえる。

『ふふっ――』

えっ!?

菜々美が慌てて振り向くとバスローブの胸元が見えサラサラの髪を乱した結城が立っていた。

『もう出勤出来そうな服装にエプロンで朝ご飯を?
昨夜一緒に作ろうって言いましたよね?』
『ん…』

一緒に作ったら意味がない…
少しでも家庭的な一面もあるとアピールしたくて…

『責めるつもりはない、
豚汁?いい匂いですね。
作る時間があいたから今朝はゆっくりご飯が食べれそうだ』

結城さん寝乱れた起き明けの笑顔は反則です!

『顔洗ってくる、
――「あなた」でも「啓輔さん」でもご自由に耳元でささやいて』

朝からこんなドキドキさせてご飯喉を通るかしら?


甘い時間は勤務時間にと切り替わる、
アサヒコーポレーション。
正午になり陽子がデスクにやってきた。
『ご飯が待ち遠しいから眠そうなの?
昨夜は結城さんと?』

外の空気を吸うと眠気も飛ぶからと半ば強引にランチへと連れて行かれ、
帰る途中に新装開店の店を見つける。

『オムライスの店だって〜、菜々美の為に出来たようなものね』
『陽子だってオムライス食べるくせに』
『また店の選択肢広がるわ、違う道通って良かったね』
『ん…』

菜々美らが見つけたその店で新装開店のチラシを配る男性がいた。

『このチラシを持参してもらえたら今ならワンドリンクサービスです』
何気なくもらった新装開店サービスチラシになる。


終業前、
相沢が意味あり気に薄いファイルを持ちデスクへと置いた。
『お願いね』
『ええっ?終業前なのに』
『嫌なの?』

残業なの?
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